アイドルグループEXOのディオ、そして俳優ト・ギョンスとして二兎のうさぎをしっかり捕まえた。 歌手としては7年目、俳優としては5年目になったト・ギョンスは、すべての先入観と限界を自らぶち壊して日々成長している。
それこそ偶然のように、運命かのように訪ねてきた機会だった。 2014年に韓国で公開された映画「明日へ」(日本公開は2015年)の主人公であるヨム・ジョンアの息子テヨン役にキャスティングされて初めて演技に挑戦した。その時まではアイドルグループのメンバーの通過儀礼のような“演技ドル(演技もするアイドル)”変身だと考える人たちがかなり多かった。 とりわけ当時EXOが「Growl」で韓国はもちろん韓流ブームの中心に立っていた時なので、“半信半疑”の目で見る人々も少なくはなかった。
だが、ト・ギョンスは確かに開始から何かが違った。 初めての演技ということが信じられないほど安定的に劇に溶け込むのは基本で、せりふ処理やまなざしが非常に印象的であったという評価があふれた。彼がEXOのメンバーディオであることを知らなかった人々は「良い新人俳優が登場した」と、話したりもした。 そんなふうに演技に第一歩を踏み出したト・ギョンスが、俳優として大衆の前に立ったのもすでに年数で5年になった。 その過程でト・ギョンスはまぶしい成長と結果を勝ち取ったし、そのおかげで多くの関係者たちと俳優に今後一緒に仕事をしてみたい俳優に名前を挙げられている。
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