「イベントレポ」公開記念!『友へ チング』『チング 永遠の絆』連続上映トークイベント 宇梶剛士&田中要次 アウトローな男達が熱く語った!

 

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左から田中要次さん宇梶剛士さん

2001年、当時『シュリ』が持っていた動員記録を塗り替え、韓国で社会現象を巻き起こした青春ノワールの伝説的名作『友へ チング』から12年。オリジナルと同じクァク・キョンテク監督によって映画化された待望の続編『チング 永遠の絆』が、いよいよ9月6日(土)より公開致します(配給:東京テアトル、日活)
本作の公開に先駆けて、9月29日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷 スクリーン1にて、伝説的名作『友へ チング』と続編『チング 永遠の絆』の2作連続上映が決定し、上映前のトークイベントに、 数々のドラマや映画に出演してきたアウトロー面の超名バイプレイヤーの、“あるよ”マスターとしても不動の人気を誇る田中要次(BoBA)さん、そして突然腹筋を始めるCMでお茶の間で話題沸騰中の俳優・宇梶剛士さんが登壇。

芸能界随一のアウトロー面をした2人が、裏社会の男風に怪しくいかつく登場し、実は共演作も多くプライベートでも大の仲良しな2人によるチング(友達)エピソードや、劇中の男達のようなアウトローな男達の生き様を語ってくれた!!

 

宇梶剛士さん、田中要次さん、黒いスーツ姿で颯爽と登場!

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Q.一言ご挨拶と、映画のご感想をおねがいします。

宇梶:今まで『チング』シリーズは観たことがなかったのですが、衝撃を受けましたね。自分も役者やっていますから、いろんな作品をやらせていただいたり、映画が好きでこの業界に入りましたが、久しぶりに映画らしい映画を観たというか。幸せに感じました。

田中:宇梶さんはこの映画にふさわしい過去をお持ちなので(笑)僕はこう見えて四人の仲間の堅気のほうですからね(笑)

 

Q.お二人はプライベートでも仲が良いとのことですが連絡などはよく取られるのですか?

宇梶:心のお兄さんだと思っています。真剣な話から、LINEやMACなどのことも聞くとほどなく僕にやさしく教えてくれます。

田中:この話、作品とあってますか?!(笑)

宇梶:友達本当に少ないから!

田中:え?!そうですか??お花見とか忘年会とかやるとたくさんお客さん来ているじゃないですか!僕はそのうちの1人って感じです。

 

Q.「友へ チング」から「チング 永遠の絆」まで12年の年月がありましたが、流れや変化についてどう感じましたか?

宇梶:劇中では携帯電話が変わっていて、17年服役していた主人公のジュンソクが驚く様子が出てくるなど、時が経っているなって印象はありましたね。ですが、トータルでいうと繰り返しだなと。勝手に、ジュンソクは刑務所の規則正しい生活をして肌がよくなったりしたのかなと想像してしまいました。それも後付で自分が考えただけで、違和感なく時の流れが描かれていたと思います。

田中:前作が12年前でお話としては17年の時が経っています。前作でユ・オソンさんは高校生の学生服を着ていましたよね。12年前といっても彼は35歳。僕が35の時でも学生服の役は回ってこないとおもうので、そう考えるとプロの役者さんは違うなと思いますよね(笑)

宇梶:実は仕事まわってきたことあるかもよ?実は知らないだけで。

田中:この頭絶対無理でしょ!

 

Q:ノワールシーンが多数登場しますが、残酷描写についてはどう感じましたか?

宇梶:血が流れたり、鋭利な狂気だったりと怖いんですけど、執念やそれぞれの思いを描くためには血の量やああいう行為によって彼らの思いは表されていたのではないかと思いました。

田中:韓国映画って映像の力がすごい。2作目ということでバイオレンスなシーンが強化されていますが、前作を見直して、この監督の見せ方には同じ法則があるんだなと思いました。観てるととても驚かされるんですが、実は上品に撮られています。

 

 

Q.おすすめのシーンを教えてください

田中:先ほどの続きになりますが、この監督の特徴として俯瞰の画が多くて。すごく好きですね。少年時代やびっくりする恐ろしくも素晴らしいシーンなどに「おっ!」と。思わず、巻き戻してみてしまいました。

 

Q男達の生き様が描かれていますが、お2人はこだわりの男の生き様、ありますか?

田中:あるよ。(ドラマ「HERO」の決め台詞)これも前作から12年後ということでシンパシーを感じてしまいました。

宇梶:僕は未成年の時に改心したので人を殺めたことも前科も、刑務所もないんですけど(笑)僕は脅したり恐怖で人を貶めたり、金儲けをするということにすごく違和感、敵意があってああいう人たちももめました。その時の貫くことの辛さ。僕は肯定しないけど、「男は一度決めたことを貫く」という悲しさ。僕はこの映画が本当に好きになってしまったんだけど。「友へ チング」の最後のセリフで「かっこよくなければいけないんだ」というところから感じた不器用さに心が揺さぶられました。日本では仁義なき戦いの菅原文太さんのイメージがあり、なじみが深いですよね。菅原さん…そういえば拾ってもらったのにすっかり忘れていました。(笑)いまだに怖い親父だという印象ですね。(笑)

田中さん:「男は汗だ」と言ってしまいがちですが、生き様は背中に出ると思いますね。かっこいいものばかりじゃない。これは男同士のチング=友情の物語ですが、友情はある種、恋愛に近いですよね。傷をなめ合うだけでなく、出会った友達に対する嫉妬などがぐるぐるまわりながら刺激し合うのかなと思います。

 

Q.ハンサムなキム・ウビンさんについてはどう思いましたか

田中:一言で例えるなら、「カミソリのような眼」って感じですね!

 

MC:お時間が来てしまいました。本日はありがとうございました。

田中&宇梶:ありがとうございました!

 

監督:クァク・キョンテク出演:ユ・オソン、キム・ウビン、 チュ・ジンモ

2013年/韓国/122分/カラー/ビスタ 原題:FRIEND:The Great Legacy

字幕翻訳:本田恵子 字幕制作:エレファンテ配給:東京テアトル 日活 提供:日活

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9月6日(土)~ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開!

hts Reserved.  公式サイト:ching-kizuna.com / Twitter@ching_kizuna ching-kizuna.com

 

2014.09.01