「インタビュー」「暗数殺人」チュ・ジフン“1年でこんなに多くの作品に…本当にありがたい”

Q. 外的にも大分変わりました。髪も剃り上げて、少し太ったように見えますが。

チュ・ジフン:元々は牢屋に入ってから、短髪で現れるという設定でした。最初の撮影後にモニタリングをしてみたら、テオの雰囲気が生かされていなかったので、すぐに髪を丸剃りにしました。監督も内心、丸刈りを希望していたところでした。殺人犯の威圧感を与えるために体重も5キロ増やしました。荒い容貌を表現するためにノーメイクで撮影しました。

Q. 髪を刈り上げて、ノーメイクで撮影しなければならないと決まったときに心配になりませんでしたか?

チュ・ジフン:自分が自ら決めたことです(笑)。ハンサムで格好いい役は「神と共に」でやったので十分です。髪を刈り上げて、「神と共に-罪と罰」の広報活動の時はカツラをかぶっていました。かっこよく見せようとした訳ではなく、“カン・テオ”というキャラクターを先に見せたくなかったからだです。かつら技術者に感謝しています(笑)。

Q. ソウル出身ですが、関連検索ワードに「チュ・ジフンの故郷」「チュ・ジフン 釜山」と出てきます。それだけ釜山の方言も完璧に近い形で駆使したのではありませんか?

チュ・ジフン:映画を撮影している間中ずっと、1日8~9時間ずつ釜山の方言を勉強しました。外国語に変わりありませんでした。中国語のアクセントのように、言葉使いの高低まで台本にチェックしました。制作者として参加したクァク・キョンテク監督が台詞を録音してくださったのですが、それを宝物のように持ち歩きながら、昼夜問わず練習しました。クァク監督だけでなく、ユン・ソク先輩、演出のキム・テギュン監督を含め、全スタッフが釜山出身だったのでさらに緊張しました。方言によるストレスで胃痙攣が起きて、救急室に運ばれたこともあります。

Q. そのように熱心に練習したので、これからは方言の演技が楽になるのではありませんか?

チュ・ジフン:いいえ、自信はありません。深刻に考えてみると思います。私が本気で勉強したのは「暗数殺人」の台詞です。また方言で演じなければならないとすれば、また同じ作業を行うことになると思います。

Q. 難しかっただけ、やり遂げた時胸がいっぱいになったのではないのでしょうか。

チュ・ジフン:いろんな意味で面白かったです。映画「友へ チング」を見て似たようなジャンルの映画が好きになりました。方言を使う映画も前からやってみたかったんです。リハーサルまで自信がありませんでしたが、撮影に入って周りの反応がいいと自信がつきました。方言を含めてテオの姿を表現する時の反応です。まるで渓谷の水が冷たいことを知りながら足を踏み入れるが、一度水に入ってしまえば楽しく遊ぶようにです。初めての作品の時の胸騒ぎや緊張感も、今回の映画を通じて再び感じました。それから映画の中でユン・ソク先輩を手玉にとりましたよね。こんな機会はもうないと思います(笑)。

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2018.12.03