映画が始まるやいなや、繰り広げられるジュピル山戦闘と二回の攻城戦、ハイライトである兎山戦闘まで4度にわたる戦闘シーンは、全身に戦慄が感じられるほど壮大で躍動的だ。戦闘に使用された攻城塔、投石器、雲梯(はしご)など大規模な武器と施設も製作された。スカイウォーカー、ロボットアーム、ドローンなどの新式の装備で撮影して躍動感を与えた。チョ・インソンは「本当の戦闘に参加したような雰囲気で撮影しました。観客の方々にもそう見えるように努力しました」と話した。
撮影は、昨年春から冬まで、江原道(カンウォンド)の高城(コソン)で行われた。天気との戦いが一番大変だった。チョ・インソンは「最近韓国は夏はとても暑くて冬はとても寒いです。ニュースで南極よりも寒くてアフリカより暑いという話まで出ていました。夏でもぶ厚い服に鎧まで着ていました。冬には目が開かないほどの嵐が吹き荒れました。現場に遊びに来ていたEXO ディオが、戦場のようだと言っていました。撮影現場に室内セットが一つもなかったので、よりそうでした。仮テントで暑さと寒さをしのぎました」と話した。
大変な撮影も、仲間の俳優たちのおかげで無事に終えることができたと労をねぎらった。元々付き合いがあったペ・ソンウ、パク・ビョンウンとは撮影後に杯を傾けながら映画について話した。よくできた部分、うまくいかなかった部分について率直に意見を交わした。映画では特にペ・ソンウとのシーンが多かった。チョ・インソンはテイクが終わる度に「大丈夫だった?」と聞いてペ・ソンウを面倒がらせた。ペ・ソンウは最近、映画の試写会後の記者懇談会で、「自分一人に気を使うのも忙しいのに大変だった」と打ち明けた。
「僕はおせっかいな方です。実際同僚が一番早くわかるんです。監督のモニターは遠く離れているじゃないですか。信頼できる人だから聞いたんです。できないことも見せないと、いつも上手くできるものだけを見せようと思ったら、新しい服は着れません。典型的な服ばかり着るようになります」
「安市城」を通じて映画デビューしたナム・ジュヒョクについては「心配する人もいたけれど、僕は心配じゃありませんでした。ドラマの主人公も務めた俳優ですし。(言葉を習ったばかりの子どものように)あいうえおを習ったばかりの人が220億ウォンをかけた大作映画に携わって、助演を果たすのも悪くない」と述べて、信頼を送った。ナム・ジュヒョクは、映画の中で、安市城出身のテハクド首長“サムル”役を演じた。サムルは淵蓋蘇文の秘密の指令を受けて安市城に潜入したが、次第に心を開いていく人物だ。チョ・インソンは「ひげをつけず、メイクが早く終わるジュヒョクが一番うらやましかった」と笑った。
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