続けて、「初日が開いた瞬間から、演出家というのは、いらない人間になるんですけど、これでバトンタッチができたらなと。いろいろ感想は僕の中でありますけど、荒削りのところも僕の好きなところですし、たとえお客様の前でバトンが落ちてしまっても、それを拾って必ず走ってくれれば、お客様もきっと喜ぶと思いますので、おそらくいいお客様がたくさんいらっしゃれば、このお芝居がすくすくと育っていくんじゃないかと思います。僕も一お客さんとして、これからの10公演、期待しています」とキャストにエールを送った。
看守のムラセ役を演じる三浦は、「僕は基本一発出たら緊張しないんですけど、なぜかこの作品はずっと緊張しっぱなしです。とりあえず、千秋楽までの目標が、僕の顔がこんな感じで、弱そうに見えるんで、肩パットが入っているんです(笑)。その肩パットに頼らなくてもいい男になるように、精一杯10公演頑張りたいと思います!」とユニークな目標を掲げ、SHUNは「あっという間の1カ月間だったんですけど、みんなで一緒に作り上げてきたこの作品に、本当に愛情もありますし、あとは来ていただくお客様にこの作品を愛してもらえるように、楽しんでもらえるように、僕たちも精いっぱい全力で挑みたいと思います」と力強く語り、報道陣に対し、「“世界一のミュージカル”だと記事に書いてください」としっかりPRも忘れなかった。
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