Qウジンさんは普段.役作りはどのようにされるのですか?
ヨン・ウジン:まずキャラクターについて基盤になる部分をスケッチします。それから自分の持っている性格と照らし合わせます。その部分の感覚をキャッチしようと努力しますし、僕は散歩しながらそれをすることが多いです。散歩をすると自分の中にあったものが空になって、頭の中がクリアになります。その時に役についての良い考えが得られます。これは僕の習慣ですね。特に夜遅い時間や朝早い時間にやります。その時に得たものから、現場で監督や共演者と意見を交わします。
Q.ウジンさんが一番思い出深い、印象に残っているシーンまたは撮影を教えてください。
ヨン・ウジン:ウン・ファンギが誰かに対して心を開き、互いに頼るようになるシーンがあります。それはウン・ファンギがチェ・ロウンを見つめながらプレゼンテーションをする場面です。このドラマのテーマをよく表現しているシーンですし、僕自身も共感し、心に響くシーンでした。それからマレーシアで撮影したことはたくさん記憶に残っています。マレーシアでウン・ファンギの性格が変わっていくところが描かれているので重要なシーンでした。海外ロケの短い時間でそれを極大化して表現しなければいけなかったので、集中して演じました。短い時間で撮影しなければいけないのに、突然雨が降ったりなど、結構撮影は大変だったんです。でもマレーシアではそれまであまりできなかった俳優とのコミュニケーションもできて、その時に仲良くなった気がしますね。ですのでとても意味のある時間でした。
Q.劇中ウン・ファンギは広告会社のCEOですが、もしウジンさんが会社に勤めるとしたら、どんな会社で仕事をしてみたいですか?
ヨン・ウジン:建築関係の仕事をしてみたいですね。建築に興味があって、高校で建築を勉強したこともありますし、今でも好きです。建築の美しさとか、自然と建築の調和が心に響くものがありますね。海外旅行をする時も、まずその国の建物を見ていろいろなインスプレーションを受けます。
Q.日本の建物はいかがですか?
ヨン・ウジン:東京の建物は洗練されていますが、色は派手ではなくベーシックな感じですよね。それが東京のイメージによく合っていると思います。それから建築も好きなんですが、家具にも興味があって。建築はベーシックでシンプルなものが好きですが、その中の家具は反対に華やかで、アンティークなものが好きです。
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