自宅から通勤する
社会服務要員で一番多いのは、役所で勤務することだ。
たとえば、ソウルの江南(カンナム)区役所は、社会服務要員となった芸能人の多くが勤務する場所として知られている。
ここには、通常60人ほどの社会服務要員がいるというから、韓国でも最大級の社会服務要員の受け入れ先になっている。
勤務の内容は、通常の役所仕事をすることになる。ただ、事務に慣れていない人がほとんどなので補助的な仕事にならざるをえない。
1日の勤務時間は一般の職員と同じように午前9時から夕方まで。残業はほとんどなく、週末の土日は休日となる。
そして、自宅から通うことが原則になっている。ここが、師団の駐屯地に長期滞在する現役兵と極端に違うところだ。
夕方以降はフリータイムだし、休日もたっぷりある。それゆえに、忙しかった芸能人にとっては「社会服務要員のときが、一番休みが多かった」という状況になる。(ページ4に続く)