「イベントレポ」イ・ジョンヒョン(from CNBLUE)、入隊前ラストライブ 笑顔のWアンコールで「どんなに離れていても、いつでも愛してる」の大合唱

CNBLUEのジョンヒョン曲のセルフカバーのセクションでは、原曲よりも軽やかなアレンジになった「Lucid dream」が追加され、また、2月にはボーカリストに徹していた「voice」で、「よし!」という気合と共に「どうしても寂しくて」と、ギターを肩にかける。やっぱりジョンヒョンは、ギターを弾いている姿が一番似合うなと、誰しも思ったはずだ。そして初期の若さあふれるこの曲を聴くと、バンドらしいライブ感に身体が反応してしまう。ファンのこんな気持ちと同じように、この日はオープニングアクトで事務所の後輩バンド、N.Flying(エヌフライング)がCNBLUE曲のメドレーを演奏したことを受け、「N.Flyingどうでしたか? うらやましい。僕もバンドでやりたいんですよ」という本音もポロリ。そして「そもそも僕、歌う人じゃないですから(笑)。でも、ソロコンサートができるまでになるとは思っていませんでした。デビューから10年、ここまで応援してくれて、ありがとうございます」という感謝の言葉も間違いなく、彼の本音だ。

「次は切ない曲だけど、カッコいい(CNBLUEの)4人の姿を思い出しながら歌います。泣いちゃダメだよ」とイタズラっぽく言って歌い出したのは、ジョンヒョンの1stソロアルバム『SPARKLING NIGHT』に収録されていた尾崎豊の「I LOVE YOU」の韓国語カバー。続く韓国楽曲「When I was young」も、追加公演で新たに加えられたナンバーだ。

そして、この日最高に盛り上がったのは、ファンの<どんなに離れても、いつでも愛してる>というシングアロングが彩る、CNBLUEの楽曲「Blind Love」だ。「デカい声で!」というジョンヒョンの声に応えるファン。うれしそうな笑顔で客席にマイクを向けるジョンヒョン。ライブならではの幸せな空間がそこにはあった。ジョンヒョンは「この感じ、ヤバいね。この曲、自分の曲の中でも好きなんです。僕は努力が上手い人じゃないけど、みなさんの応援に対する責任でここまで来ることができた。いつになるかわからないけど、次のライブもできるように、応援してください!」と感謝を伝えた。

「最後は明るく! 笑顔でみんなと一緒に歌いたい!」とアコースティックギターを弾きながらスタートしたのは、カントリー調の「HEAD TRIP」。ファンからの「Hey Ho!」という掛け声もバッチリだ。ラストの「SHINE DROP」では、カメラ目線で愛嬌をふりまき、ファンを沸かせて、公言通り楽しい雰囲気で本編を終了した。

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2018.06.18