2PMのJun.K (ジュンケイ)は5月8日、兵役を履行するために怒濤部隊の新兵教育隊に入った。この怒濤部隊は、韓国軍の第2師団のことである。果たして、どのような部隊なのだろうか。
ソウルから120キロ
怒濤部隊は第2師団を象徴する部隊名だ。
韓国軍の数多い師団の中でも「第2」と名付けられているだけに、番号からして伝統的な師団であることがわかる。
創設は、1950年に始まった朝鮮戦争よりも前だ。
朝鮮戦争の戦況を一変させた1950年9月の仁川(インチョン)上陸作戦でも戦果を挙げたと言われるほど、韓国軍の中で特別な伝統を持った師団である。
現在、この怒濤部隊が駐屯しているのは、江原道(カンウォンド)の楊口(ヤング)郡だ。ここは、韓国の最北部で、軍事境界線と接している。
もっと具体的に言うと、楊口郡はソウルから東北方面に120キロほどの場所にある。西側では鉄原(チョロン)郡と華川(ファチョン)郡と接していて、南側は春川(チュンチョン)市である。
そして、北側は軍事境界線をはさんで北朝鮮と接している。(ページ2に続く)