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Q.もう1人の主人公イム・シワンさんは好青年のイメージが強いですが、ヒョンス役にキャスティンしたのはどうしてでしょうか?
2人とも同じなんですが、それまでのイメージを覆したいというのがありました。あと、シワンさんの顔は、ただキレイ、カッコいいというのではなく、美しさがあるんです。それがエンディングのシーンにも合うと思いました。シワンさんは最初、ヒョンスというキャラクターをとても重く捉えていたんです。でも、ヒョンスの成長期でもあるので、序盤はシワンさんが持つ少年らしさを生かし、徐々に男になっていく姿を見せていこうという話をしました。例えば、序盤は彼のイメージそのままに、温かさや可愛らしさもあるんですが、母の死や、ジェホに自分は刑事だと告白するという段階を経て、冷たい部分を出していきます。その変化を見せたいと思いました。

Q.イム・シワンさんは、“演技のできるアイドル”ではなく、この作品で完全に役者になったと思うような素晴らしい演技を披露していますが、監督から見ると、イム・シワンさんの魅力はどういう部分でしょうか?
心から演技をする、計算をしないで演技をする、というところが魅力だと思います。話をするときもそうなんですが。感情表現において、周りを同化させていく力も持っていると思います。演技のキャリアからすると、まだ短いので、ほかにも演技の上手い人はいますが、シワンさんが笑うと周りもうれしくなるし、悲しそうにすると周りも悲しくなる、そんな妙な力を持っているのが、俳優として大きな強みではないかと思います。彼と同年代で、“演技のできるアイドル”と言われる人はたくさんいると思いますが、その言葉が色褪せるほど、同年代の中では演技力が群を抜いていて、これからもっと成長していくと思います。

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2018.05.03