Q.女性の観客はどういう部分に注目すると、この作品をさらに楽しめるでしょうか?
主人公2人の感情にそって見ていただくと楽しめると思います。この作品はリピーターも多く、2回、3回と見たという方たちの話を聞くと、1回目はヒョンス目線で、2回目はジェホ目線で、3回目はビョンガプ(キム・ヒウォン)目線で見たそうです。韓国で、この映画のファンの集まりができたことを後になって知ったんですが、そのファンの90%以上が女性だと聞きました。面白いことに、ブラインド試写会をしたとき、いい点数をつけてくれたのは主に男性だったんです。ただ、この映画を何度も見て、広めてくれたのは女性たちだったんです。男性はこの作品をノワール映画だと紹介し、女性はロマンス映画だと紹介していたんです。ノワールの中に、ロマンス要素を隠したつもりだったんですが、女性たちはそこをちゃんとキャッチしていたので、そういう見方で見るのも面白いと思います。
エモーショナルな激しさ、そしてユーモアとドライな視点が見る者をかく乱し、クライマックスに近づくほど予測不能に陥らせる「名もなき野良犬の輪舞」。同作のトークイベントで、「ハゲタカ」の原作で知られる小説家の真山仁が「最後まで騙されない人はいない。万華鏡のような映画」と絶賛していたが、1回だけでなく、2回、3回と見れば見るほど新たな気づきがあり、見方が変わる奥深い作品だ。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
(7ページに続く)
・<DATV>初放送!ドラマ「王は愛する」イム・シワン主演の大ヒット作! 高麗時代を舞台に三人の男女の切ない愛と固い絆で結ばれた友情を描くラブロマンス時代劇
・<トレンドブログ>軍服務中にある俳優イム・シワンが博物館の“docent”として登場!?
・イム・シワン、平昌(ピョンチャン)オリンピックでいっそう凛々しくなった姿を公開