ここでチャン・グンソクはサ・ドチャン特有のとぼけと一寸の誤差もないペク・ジュンス、180度異なる2つのキャラクターをディテールに生かしてドラマの中の面白みを高めた。特に難関を無事に克服させたサ・ドチャンとオ・ハラ(ハン・イェリ)の前で法的な処罰を受けなければなければならないと主張するペク・ジュンスは、原則主義者で、サ・ドチャンとははっきりと異なる人物であることを実感させた。
これに対しサ・ドチャンとペク・ジュンスの意気投合は一日天下で終わるようだったが、彼らには共通の目標があった。2人の男は悪いやつらを捕まえるために偽装劇を再開した。体がまだ完全に回復しなくて、内部で全体的な作戦を組むペク・ジュンスと直接作戦を実行するサ・ドチャンの徹底した分業がより一層楽しみを与えてくれた。
このようにチャン・グンソクは一人で演技しているとは感じさせないほど正反対のキャラクターを立体的に描き出している。60分を責任もつ彼の熱演に熱い好評があふれている。