世界の映画界に大きな影響を及ぼしたフランスの「ヌーヴェルヴァーグ」、ビートルズをはじめとするイギリス歌手がアメリカのレコード市場を揺るがした「ブリティッシュ・ポップの逆襲」、そして80年代に全世界の映画ファンを魅了した「香港アクション映画の全盛期」。一時代を風靡した文化現象はいつも存在したが、その範囲は極めて限定的だった。
しかし、「韓流第3世代」といわれるK-cultureの場合、K-POPにドラマ、映画、TV番組に至るまで、全ての方面で脚光を浴びている。影響を与える範囲も以前の文化現象に比べてはるかに広くなった。アジア各国で韓国映画をリメイクして優れた成績を修めたり、アメリカが韓国ドラマのフォーマットを購入するなど韓国映画やドラマに対する関心が世界に拡大している。また、韓国のTV番組のフォーマットの輸出の事例も容易に見つけることができようになった。
このような韓国文化に対する関心は、すなわち韓国に対する関心につながっている。フランスの公共放送「RFI」のフレデリック・オジャルディアス記者は、「最近、フランスの大学に韓国スタディというものがある。以前は一度の授業に3人程度が参加したが、最近ではとても多いという。韓国の音楽や文化への関心が高まったためだ。フランスでも(韓国文化に対する)高い関心を覗き見ることができる」と述べた。
一方、韓国文化が世界の主流文化として認められる可能性については、「韓国料理はすでに主流文化として認められている。アメリカでは、すでにキムチやビビンバというメニューがよく知られているし、頻繁に使用されている。」として、「(韓国文化の)他の分野は、自然に受け入れられるようになるだろう。しかし、政府次元で主流文化として認めてもらおうと必死になると、むしろ逆効果となるだろう」と助言した。
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