南怡島で紅葉を楽しむなら、最初に、船着場の先にある広場に行ってみよう。ここは『冬のソナタ』の場面で言うと、高校時代のチュンサンとユジンが大きな雪の固まりを転がして遊んだ場所だ。
ホノボノとした光景
広場は、テレビ画面で見たときは雪で覆われていたが、秋は美しい芝生が見えている。ここでも鮮やかなモミジを堪能できる。
その木の下にシートを敷いてお弁当を食べているカップルや家族連れも多い。その仲間入りをしてモミジの木の下に寝そべっていると、どこからかリスがやってきて木の実をつついているのが見えた。
なんともホノボノとした光景である。
ゆっくりと、島の周囲をまわる小道を歩きだす。りっぱなイチョウの木が水辺に林立している。
いくつかの道に見覚えがある。そういえば、目の前の道はチュンサンとユジンが賑やかに駆け抜けていた。(ページ2に続く)