私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)は、当時から不可解だと思っていた。それは、2010年のことだ。イ・ジュンギが次の作品が決まっていながら、急に兵役に入ってしまったのだ。今にして思えば、兵役の延期が認められなかったのも、ブラックリストに入ってしまったからなのだろうか?
今後の活動を語っていた
かつての李明博(イ・ミョンバク)政権が政府に批判的な文化人・芸能人をリストアップしていた「ブラックリスト問題」。イ・ジュンギも名前が載っていたことで芸能界でも大きな話題になっている。
なにしろ、ブラックリストに入っている人は政府から様々な圧力をかけられていたことが判明している。そうであるならば、イ・ジュンギはどんなふうに抑圧されたのか。
ここで1つの疑惑を取り上げたいと思う。
思い出すのは、2010年4月28日のことだ。
イ・ジュンギは横浜アリーナで大々的なファンイベントを行ない、大勢のファンの喝采を浴びていた。
イベントの中で、その後の活動について尋ねられたイ・ジュンギは、次のように答えている。
「ファンのみなさんに良い姿をお見せしたいと思います。いろいろ準備をしています。まず、作品をお見せするのが一番ですよね。そして、このような舞台をお見せしたいです。今後も、みなさんと楽しめるイベントを用意したいと思いますので、待っていてくださいね」(2ページに続く)