Q. その隙間を狭めるためにどのような努力をしていますか?
チョン・デヒョン:多くの面において肩の力を抜きました。その過程が大変でした。完ぺきにしたいほうなんですが、そうしようとするほどミスが出てくるんですよ。絶えず肩の力を抜く練習をしました。その後は学ぶしかなかったんです。
Q. いろいろ考えていた時期に、もっといろいろ考えることが多くなったということですね。(笑)
チョン・デヒョン:「今まで生きてきてここまで考えたことがあっただろうか」と思うほどです。考え方を変えたのも初めてでした。
Q. 「ナポレオン」でミュージカル界で足場を固めようという覚悟ですか?
チョン・デヒョン:練習を始めてからは、そんな考えをする暇もありませんでした。(笑)ただ、僕に与えられたことを熱心にするだけだという思いでした。もちろんつらかったですが、まだ若いしたくさん経験する年だと自分を慰めました。
Q. B.A.Pのメンバーは見に来ましたか?
チョン・デヒョン:まだ見に来ていません。B.A.Pとして海外でのスケジュールをこなしながらずっとミュージカルの練習をしました。メンバーたちは「全部見なくてもいいね」と言ったりしてました。(笑)
Q. ミュージカルは、本当に簡単ではないジャンルでしょう?
チョン・デヒョン:音楽にたいする知識が全くありませんでした。それでもチャレンジすることができたのは、ただ、ソロ活動で自信感に満ちた状態だったからです。何かをずっと続けていけることができるような自信に満ちていました。
Q. すべてが崩壊したという言葉が印象的ですが。
チョン・デヒョン:実際に本当に大変でした。ストレスもとてもたくさん受けました。練習を始めたんですが、知っている人がひとりもいないし、年齢もキャリアも僕がいちばん下だったしとても不足でした。気楽に話しかけることもできない状況でした。最初はただひたすら目で見て聞いて感じて実践するだけでした。だからとても迷いもしました。
Q. 超ベテランのミュージカル俳優たちが出てくる作品なのでとても助けになったと思いますが。
チョン・デヒョン:すべての方が僕を大事にして気づかってくれました。最初は簡単に近づいて行くことができませんでしたが、可能な限り礼儀正しく行動しようとしました。僕は、よく知らない人に簡単に近づけないのですが、先に心を開いたので兄さんや姉さんたちもたくさん手伝ってくれました。
Q. 劇中で同じ役を演じたBTOBのイ・チャンソプさんが力になってくれたのではないですか?
チョン・デヒョン:練習過程で生き残ることができたのは、イ・チャンソプさんのおかげです。これまで音楽番組で出会った程度で交流はありませんでした。今回の作品をしながら本当にとても近くなりました。兄のように、人見知りする僕に先に近づいてくれました。
Q. 劇中のルシアンという人物は、どのように作り上げましたか?
チョン・デヒョン:最初は歌詞とセリフを覚える以外に、キャラクターについて考える暇はありませんでした。時間がたつにつれてそれがすべてじゃないことがわかりました。キャラクターとセリフを分析しながら俳優やスタッフたちとずっと相談しながら変えていかなければならないということを知りました。先輩たちがどのようにするかを見て感じました。僕ができるのは見ることだけでした。本当にずっと見ているだけでした。(笑)「ナポレオン」に関連する本を読みながら、インターネットで検索をしながらルシアンの出生地や様々な背景的な知識を調べました。(3ページに続く)