「インタビュー」チョン・デヒョン(B.A.P)、ミュージカル「ナポレオン」に出演中…“25歳、チャレンジするには最高の年齢”

写真=チョ・ジュンウォン記者

 

家族とカラオケに行くのが好きだった少年は、歌手を夢見た。19歳でアイドルグループのメンバーを選ぶというオーディションに合格し、20歳の2012年にB.A.Pというグループでデビューした。チョン・デヒョンは、こうして5年目のB.A.Pデヒョンとして生活している。アイドル出身のメンバーが様々な分野を行き来しながら新しい姿を見せる中でも、B.A.Pだけはアルバムやコンサートに集中した。しかし、ついに時が来た。彼は、先月からミュージカル「ナポレオン」に出演している。劇中でルシアン役に扮して、生まれて初めてのチャレンジを楽しんでいる。デヒョンは、「25歳という深く考える時期に訪れた恍惚の場です」と表現した。

Q. 公演はうまく行ってますか?
チョン・デヒョン:全20回のうち8回をしました。半分過ぎましたね(笑)まだうまくやっているとは言えません、発展しているところです。

Q. どんな機会で出演することになりましたか?
チョン・デヒョン:所属事務所で機会を下さったのが一番大きかったと思います。僕も準備ができていた状態でした。今年25歳ですが、いろいろと考えていた時でした。デビュー6年目にソロアルバムを出してずっと活動に集中していたところだったので、この機会に一度しっかりチャレンジしてみようと思いました。

Q. 25歳ということで、どんなことを考えていましたか?
チョン・デヒョン:アイドルグループとしての寿命はあまり長くないので、将来について考えました。いちばん大きな比重を占めたのは僕個人としての「欲」という部分でした。ミュージカルは、簡単にチャレンジすることができるジャンルではないので、気持ちはありましたがぴったりタイミングが合って気分良く引き受けました。

Q. 普段からミュージカルをよく見ますか?
チョン・デヒョン:初めて見たミュージカルは、「パルレ(洗濯)」でした。舞台で惜しみなく100%噴出する様子が魅力的だ思いました。音楽と歌、演技、すべてを使って表現するということ自体が面白かったです。「いつかはしてみたい」という気持ちはいつもありました。

Q. 心の準備ができていたというのはどういう意味ですか?
チョン・デヒョン:ソロアルバムを皮切りに、ずっとひとりで何かを作り出していました。仕事をすることができる最適な状況のときにミュージカルの出演依頼を受けて、「こういう覚悟ならできるだろうと」と考えました。

Q. 結果はどうでしたか?
チョン・デヒョン:全く別の世界でした。(笑)自分で持っているものがたくさんあると思っていましたが、全く違っていました。十分にうまくやれるという思いでチャレンジしましたが、役に立ちませんでした。ハハ。

Q. いちばん難しかったのは何ですか?
チョン・デヒョン:音楽と演技はもちろん、それ以外の部分まですべて難しかったです。今は学びながら十分にやっていけると考えて熱心に学んでいます。歌手としてデビューして今年で6年目です。練習生でもないじゃないですか。ミュージカルをしながら不足な面を見せざるを得ないということについて悩みました。

Q. いざミュージカルの練習に入ってみると、初心者のような様子を見せたという話ですが。
チョン・デヒョン:初めてのチャレンジなので発展し続けたいし、良い姿をお見せしたいということもそうですが、それもまた心が穏やかではなかったです。すべてが準備された状態で、より完成度の高い姿で舞台に立たなければならないわけですからね。B.A.Pのコンサートとは違って、僕のファンではなく「ナポレオン」という作品を見に来た観客がはるかに多いわけです。その方たちは、僕を初めて見るんですから...そんなことでたくさんの心配とプレッシャーがありました。(2ページに続く)

2017.08.30