「合同インタビュー」カン・ドンウォン、映画「隠された時間」でピュアな感性演技を披露! 自身の少年時代、そしてまだ残っている少年っぽさとは?

-日本をはじめ、海外にもファンが多いと思いますが、海外で仕事をするとき意識していることはありますか?
特にありませんが、海外の仕事では、通訳さんがいらっしゃるので、なるべく言いたいことをたくさん伝えられるように、早口で話すこともあれば、言葉を短く切って伝わりやすいようにすることもあるし。それぐらいの違いだと思います。英語圏に行くと、最近は話せることなら、英語で答えるようにしています。(日本語で)日本語も一緒ですけど。
-「第16回ニューヨークアジア映画祭」(6月30日~7月16日)では、「隠された時間」でカン・ドンウォンさんが「アジアスター賞」を受賞されましたが、この賞を受賞するのは、韓国の俳優としては、ソル・ギョングさん、イ・ビョンホンさんに次いで、3人目の快挙だそうですね。受賞の感想をお願いします。
とてもうれしいです。その前に受賞されている先輩たちも、僕が好きな俳優さんなので。


-今後の活動を日本も含め、さらに世界に広げていく考え、予定はありますか?
いままでは、アジア市場を念頭に置き、アジア市場で何かを作り出していく、という使命感があったんですが、媒体の特性が変わってきたことによって、僕の考え方にも変化が出てきました。昔は、映画はスクリーンで見るものでしたが、最近はデジタル環境の変化や普及によって、韓国ではテレビの平均サイズがとても大きくなり、映画もストリーミングで、公開と同時にテレビで見られるようになりました。
なので、もう少しワールドワイドに考えたほうがいいのではないかと。アジアで公開できる作品を作る、ということにとらわれるのが、無意味なのではないかと思えてきて、いろいろなことを考えているところなんですが、仕事関係で会う人も、グローバルプロジェクトで物事を考えていることが多いので、僕の関心もそちらに向かっているし、それが十分可能だと思います。昔は、西洋と東洋の文化が切り離されていましたが、若い世代ではミックスされてきているので、僕もグローバルプロジェクトに臨んでいきたいなと思っています。
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2017.08.11