逮捕されるわずか何週間前の尹東柱(ゆん・どんじゅ / 1917~1945 / 下・左から二番目)
尹東柱(ゆん・どんじゅ)が日本留学時代に残した唯一の写真で、尹東柱(ゆん・どんじゅ)人生最後の写真。
「詩人尹東柱を記念する立教の会」の楊原泰子氏が写真の女子学生二人を取材し、このハイキングが帰国を決めた尹東柱の送別会だったことが分かった。この時尹東柱は川原で「アリラン」を歌ったそうだ。
今年の秋には、まさにこの場所で尹東柱(ゆん・どんじゅ)の詩碑が建立される予定だ。
2005年に結成された日本内の市民団体の10年以上を続く努力で詩碑建立が確定された。
詩碑は、今年の9~10月頃に建立される予定で、「記憶と和解の碑」という名前で、尹東柱(ゆん・どんじゅ)の詩の中で「新しい道」が刻まれる予定だ。
尹東柱(ゆん・どんじゅ)の詩の中で「新しい道」は、「ミュージカル・尹東柱 ~花びらの涙~」のメインテーマになり詩でもある。
1917年 12月 30日 生まれ
1938年 延禧(ヨ二)専門学校 文科入学
1942年 立教大学へ留学 / 同年10月京都の同志社大学へ編入
1943年 完全帰国を決心 / 帰国予定日の数日前の7月14日、治安維持法違反の疑いで逮捕
1945年 2月 16日 福岡刑務所で、悲鳴と一緒に疑問を残して死亡
1948年 1月 延禧(ヨ二)専門学校時代の友達のカン・チョジュンが保管していた遺稿と、一緒に下宿していたチョン・ビョンウクが保管してきた筆写本などを集めて、尹東柱(ゆん・どんじゅ)が最も尊敬していた詩人チョン・ジヨンの序文を付けて、詩集「空と風と星と詩」が発刊される。
~~~尹東柱(ゆん・どんじゅ)詩集「空と風と星と詩」の中で~~~
新しい道
- 1938年5月10日 / 尹東柱(ゆん・どんじゅ) / 白聖虎 訳
川を渡って森へ
峠を越えて村へ
昨日もゆき 今日もゆく
わたしの道 新しい道
タンポポが咲き 小鳥が飛ぶ
乙女が通り 風をそよがす
わたしの道は いつも新しい道
今日も・・・ あすも・・・
川を渡って森へ
峠を越えて村へ