「タクシー運転手」ソン・ガンホ、当初は出演を固辞「俳優として自身の資質に疑問があった」

韓国俳優ソン・ガンホ(50)が映画「タクシー運転手」のキャスティング当時、出演を固辞したことを告白した。

ソン・ガンホは20日午前、ソウル・狎鴎亭(アックジョン)CGVにておこなわれた韓国映画「タクシー運転手」の制作報告会に出席し、「プレッシャーがあった」と述べた。

ソン・ガンホは「とてもつらい現代史を扱うため、気持ちに負担があった。悪い負担ではなくいい意味でのプレッシャーだ」とし、「ソン・ガンホという俳優の資質が歴史の大きな部分に耐えられるか、疑問だった」と語った。

しかし、「タクシー運転手」のストーリーが与える心の響きによって、結局出演を決めたというソン・ガンホは「『弁護人』も同じだったが、時間が経つにつれ、この話が私の心から離れなかった。ますます大きくなった」とし、「話自体は大変なものだが、『タクシー運転手』の熱望を多くの方々と共有したいという思いだった」と出演に至った契機を伝えた。

韓国映画「タクシー運転手」は1980年5月、ソウルのタクシー運転手マンソプ(ソン・ガンホ)が「通行禁止時間前までに光州(クァンジュ)に行って来られたら、大金を与える」との言葉に、ドイツ記者ピーター(トーマス・クレッチマン)を乗せて光州に行く話を描く。来る8月、韓国公開。

 

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2017.06.21