「コラム」春にふさわしいドラマといえば、やっぱり『春のワルツ』!

 

物語を動かす4人の登場人物

主人公のチェハを演じたソ・ドヨンは『春のワルツ』の特徴をこう述べている。
「文化というものは過去の歴史を超えて人の心を開かせてくれるものではないでしょうか。『春のワルツ』は一つのラブストーリーです。見る人の心に残ってくれればうれしいですね」
ハン・ヒョジュも『春のワルツ』の魅力をこう語った。
「私は本当に一生懸命に演じました。『春のワルツ』は、美しい映像とすばらしい音楽を持った作品です」
物語はオーストリアから始まる。工芸品の見学のために初めて海外旅行にやってきたウニョン(ハン・ヒョジュ)。幼なじみのチェハに、15年ぶりに再会するためにオーストリアに渡ったイナ(イ・ソヨン)。そして、オーストリアでは、若きピアニストとして頭角を現していたチェハ(ソ・ドヨン)と、そのマネージャーになることを決意したフィリップ(ダニエル・ヘニー)が待っていた。


イナとの15年ぶりの再会にもかかわらず、信じられないほど冷たい態度のチェハ。そんな彼の態度にイナは驚きを通り越して怒りを覚える。一方フィリップは、イナを迎えに行った空港で出会ったウニョンのことが気になっていた。
そしていくつもの偶然が重なり、4人はチェハのリサイタル会場のザルツブルクで一堂に会すことになる。
果たして、4人の運命の糸は、どのようにからみあうのか……。(ページ3に続く)

2017.03.28