エメラルド色の島
『春のワルツ』は4人の男女が織り成す恋愛模様がその中心に据えられているが、家族愛や友情など、人と人が関わり合う上で大切なテーマをいくつも表現している。そして、各テーマの根底にあるのは「許し」という大きな人間愛だ。
実際にドラマ全体を通じて描かれているものは、誰かを愛するがゆえに運命を呪い、ときに相手を憎み、それでも愛に苦悩するという人間の姿だ。
愛憎を越えた「許し」という人間愛の最も根本的かつ普遍的なテーマを扱ったこのドラマは、実に奥の深い作品なのである。
さらに、心に残るのが『春のワルツ』を彩った春の美しい風景だ。
主要な舞台となったのは、そのすべてが青くきらめくことから名付けられた青山島(チョンサンド/朝鮮半島の西南岸に浮かぶ小さな島)。別名で「エメラルド色の島」とも呼ばれている。
島の人口は約3000人。韓国でも観光地として人気が高い。
とにかく、白くきれいな砂浜が延々と続く。高台から眺める港や浜辺も絶景だし、春なら菜の花が美しい。ここで展開された春の風景には本当にウットリさせられる。
そういう意味でも、「春にふさわしいドラマは?」と尋ねられると、すぐに「もちろん、『春のワルツ』!」と答えてしまうのである。
文=「ロコレ」編集部
コラム提供:ロコレ
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