ROSS GENEでの活動当時ヨンソクは、ステージ上で強烈なカリスマを持つメンバーだった。実際に会った彼は末の弟のような初々しさとやさしい魅力を持った意外なキャラクターであった。ユンミンというキャラクターとはんな面が似ていたのか知りたくなった。
「ユンミは、逃避するために海外に留学した人物です。八百屋に勤めながら自分がいた世界では見られなかった人々の姿を知るようになって感動します。心は優しいのに表面では表現も下手で。僕はユンミンのような面があります。感謝したりすまないと言う思いを言葉で表現出来ないことが多いです。それでユンミンをもっと理解出来たようです。」
長年アイドルとして生活をしたが、ダンスと歌、そこに新しい分野である演技までこなすのは簡単ではなさそうだった。3種類をうまく調和させることもヨンソクの責任だった。
「ずっと練習するしかないですね。歌と演技を一緒にするというのは本当に難しいです。ミュージカルをしながら歌の練習を本当にたくさんしました。またこのごろは、演技の味が分かるようになりました。もちろん難しくてうまくいかないときもあってつらくて苛立つ時もありますが、演技が与えてくれる緊張感が素晴らしいです。歌、演技、ダンスと全てにおいて成長し続ける様子をお見せしたいです。」(3ページに続く)