「少女時代」ではなくソロとして勝負することになるが、ティファニー(26)とジェシカ(27)にとって、「少女時代」を超えることは最も大きな山だ。特に、「少女時代」のメンバーで初めてソロ作品を発表しヒットさせたテヨン、そのテヨン以上のものを見せなければというプレッシャーも相当大きいようだ。
ティファニー(少女時代)はテヨンに続き2人目のソロ走者に名乗りを上げた。「少女時代」を脱退したジェシカもやはり、ティファニーと似た時期にソロデビューアルバムの発表を控えている。運命のいたずらのように、「少女時代」の外で対決することになった2人だ。
ティファニーは「I Just Wanna Dance」をタイトル曲に掲げ、ボーカリストとして新たな姿を見せる予定だ。「少女時代」とは違った多彩な音楽的世界やティファニーならではの完成を込めたアルバム。「少女時代」や「テティソ」、ドラマOSTなどを通してパワフルな歌唱力を認められているティファニーがどのような音楽を聴かせてくれるのか、関心が高まる。
ジェシカは自作曲「FLY」をタイトル曲に掲げた。ベテランラッパーのFabolous(36)がフィーチャリングし、グラミー賞受賞経歴のある実力派プロデューサーのケイマックが制作に携わった。特にジェシカは今回のアルバムに収録された多数の楽曲に作詞・作曲で参加しながら、音楽的に発展した新たな姿を見せる計画だ。
ティファニーとジェシカのソロ対決構図も興味深いが、2人が先にソロデビューしたテヨンの成果を超えられるかにも注目だ。テヨンは昨年、ソロデビュー曲「I」を発表し、音源チャートや音楽番組で1位となった。「I」は昨年10月、最も人気を集めた楽曲となり、ランキングにおいてロングヒットを記録した。
成果と共に評価も良かった。「I」を通して初めて作詞に挑戦したテヨンは、自身の話題を歌詞にうまく溶け込ませた。伝統バラードではないエレクトロニックサウンドとドラムリズムが強いミディアムテンポのポップソングをタイトルにしたことも新しかった。そして、歌に優れたガールズグループメンバーではなく、“ソロ・テヨン”の存在感を示すアルバムとなった。
ティファニーとジェシカも同じだ。デビュー9年で新たに臨むソロ。2人は既に絶大な人気を誇る歌手だ。大衆的なヒットも重要だが、「少女時代」のメンバーではないティファニーとジェシカとして、各々が新たな魅力をアピールしなければならない。テヨンが作詞に参加して予想外の楽曲をタイトル曲に立てながら、「少女時代」の色を外したように、2人もソロ歌手としての地位を固めるための決定的な“何か”が必要だ。
WOW!korea提供