女優キム・ユジョンと「GOT7」パク・ジニョンが、お互いの傷と過去を打ち明け、さらに一歩近付いた。
10月31日に放送されたtvN20周年特別企画土日ドラマ「100日の嘘」第7話では、サトウヒデオ(佐藤英雄/キム・テウン、演:「GOT7」パク・ジニョン)が、イ・ガギョン(キム・ユジョン)に自身の朝鮮名を明かす姿が描かれた。さらに、ガギョンの実母がサトウヒデオの養母でもあるという、2人の運命を結ぶ驚きの事実が明らかになった。
この日、ガギョンはユ・ソラン(キム・ヒョンジュ)にクム・ソクジュン(カム・ウソン)の死を知らせるとともに、「帰りにカステラを1つ買って帰れ」という彼の最後の言葉を伝えた。カステラは、春になったら家族3人でキョンソン(京城)へ行き、一緒に食べようと約束していたものだった。しかし、その約束が果たされることはなかった。ガギョンとユ・フィリップ(イ・ムセン)の前では平静を装っていたソランだったが、寝室に入ると、声を押し殺して涙を流した。大切な人を失った悲しみと、もうかなうことのない約束が、彼女の胸に重くのしかかった。
一方、サトウヒデオは父親のサトウシンイチ(佐藤真一/チン・ソンギュ)に対し、ソクジュンは正当な裁判を受けるべきだったと抗議した。その声には、父親への恨みと非難が入り交じっていた。しかし、サトウシンイチは「朝鮮に来て心境の変化でもあったのか?」と冷たく問い返した。父親の態度を前に、サトウヒデオは再び無力感を覚えるしかなかった。
翌日、ガギョンとサトウヒデオは何事もなかったかのように出勤した。2人ともソクジュンの死については口にしなかったが、サトウヒデオは養母との思い出を語り始め、前日に感情的になって口にした言葉を謝罪した。するとガギョンも、自分の母親が幼い自分を捨て、日本人と結婚した後に亡くなったという過去を打ち明けた。それでも、自分なりに懸命に生き、死なずにここまで生き延びてきたというガギョンは、「今の私なら、それなりに悪くないと思いませんか?」と尋ねた。サトウヒデオは「クム・ソヒさんは、とても立派な人です」と答えた。
しかし、会話が再びフィリップとの関係に及ぶと、ガギョンは居心地の悪さを感じた。これまで数え切れないほどうそを重ねてきたものの、サトウヒデオの前でフィリップと不倫関係にあるように振る舞うことには、どうしても慣れることができなかった。
そんな中、郵便室に立ち寄ったガギョンは、サトウシンイチ宛てに届いた秘密郵便を発見した。差出元がスウォン(水原)警察署であることを確認した彼女は、不吉な予感に襲われた。郵便局員が席を外した隙に、ガギョンはスウォン警察署へ電話をかけ、封筒の中身を確認した。そこには、やはりケアム里事件に関する資料が入っていた。さらに、予想していなかったソクジュンの家族写真まで同封されていることが分かった。
写真がサトウシンイチの手に渡れば、自身の正体が明らかになる恐れがあった。そのとき、政務総監の秘書ヤマダ(コウリ・ユカ)が現れた。ガギョンはこの状況を逆手に取り、ヤマダを利用して、秘密郵便がサトウシンイチに届けられる直前に封筒を開封させた。そして家族写真だけをひそかに抜き取り、燃やして証拠を消した。
危機を切り抜けたガギョンだったが、その日の夕方、サトウヒデオとの帰り道で思いがけない人物に遭遇する。それは、イ・ノマ(ホン・サビン)だった。自転車を盗まれて配達の仕事ができなくなったノマは、ソルロンタン店の主人から叱られていた。ノマに自分の姿を見られたくなかったガギョンは、慌てて引き返そうとした。しかし、サトウヒデオはノマに気付き、彼のもとへ向かおうとした。
サトウヒデオが「僕が読み書きを教えている子の兄です」と説明すると、ガギョンは驚きを隠しながら、「ああいう子たちと関わらないでください。施しなんてしないでください」と必死に引き留めた。ガギョンにとっては、自分の正体を守るための行動だった。しかし、事情を知らないサトウヒデオには、彼女が貧しい朝鮮人を見下しているように映った。ノマを身分の低い貧しい朝鮮人として扱うかのような態度に失望したサトウヒデオと、秘密を明かすことのできないガギョン。誤解から生まれた言葉が、お互いを傷付けることになった。
その後、ガギョンはサトウヒデオに心から謝罪した。サトウヒデオもその謝罪を受け入れ、2人は夕食の代わりにビールを飲みながら、率直な会話を交わした。サトウヒデオは、自分が何者なのか、どこに属する人間なのか分からないという苦しみを打ち明け、「僕はどうせ、どこにも属することができません」と告白した。日本人として育てられながらも朝鮮人としてのルーツを持つサトウヒデオは、自らの居場所を見つけられずにいた。
そんな彼に、ガギョンは自分にも同じような時期があったと語った。母親イ・エヨン(ソン・ジヒョ)を思い浮かべながら、「そんなときは、ただ前に歩きました。頭の中で考えていることより、実際に足を踏み出した場所のほうが本当だから」と話した。そして、すべてを諦めたくなったとき、アメリカへ渡るという新たな道が見えたことを明かし、「まずは一歩だけ踏み出してみてください」と温かい言葉をかけた。
騒がしい音楽と、ほどよく回った酒の酔いの中、サトウヒデオはこれまで隠してきた自分の本当の名前を口にした。「キム・テウンです。僕の朝鮮名です」。ガギョンの言葉に心を動かされたサトウヒデオは、誰にも簡単には明かせなかった自らのルーツを打ち明けたのだった。
さらに、ガギョンの実母イ・エヨンは、サトウシンイチの妻であり、サトウヒデオの養母でもあった。母親に捨てられたと思って生きてきたガギョンと、養母の記憶を胸に抱くサトウヒデオ。本人たちがまだ知らない過去のつながりが、2人の運命を複雑に結び付けていた。お互いに秘密を抱え、警戒し合っていた2人だったが、傷付いた過去や本音を語り合うことで、少しずつ心の距離を縮めていった。
視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、第7話の視聴率は全国と首都圏の世帯基準でともに平均7.2%、最高9.0%を記録。ケーブルテレビと総合編成チャンネルを含む同時間帯で1位となった。
「100日の嘘」第8話は、11月1日(日)午後9時10分から韓国tvNで放送される。日本ではNetflixで独占配信中








