
※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
Netflixシリーズ『トングン -呪いの宮-』が、“K-宮廷オカルト”という新たなジャンルを掲げて配信開始となった。一方で、主演を務めるナム・ジュヒョクとノ・ユンソの演技をめぐり、視聴者の評価が分かれている。
時代劇は俳優にとって大きな挑戦だ。現代劇とは異なるせりふ回しや発声、所作、立ち居振る舞いが求められ、作品の世界観に自然と溶け込むことは決して容易ではない。
そのため視聴者は演技にも厳しい目を向ける。『トングン -呪いの宮-』でも、「役柄によく合っている」と評価する声がある一方で、「時代劇らしいせりふ回しに違和感がある」といった指摘も上がっている。
ノ・ユンソは17日に全話配信された『トングン -呪いの宮-』で、幽霊の声を聞く能力を持つ監察宮女・センガンを演じた。東宮にまつわる呪いと王室の秘密を追いながら、物語の中心で数々の人物と関わる重要な役どころだ。
本作はノ・ユンソにとって初の時代劇でもある。制作発表会では「時代劇では姿勢を正して話すことや発声が難しかった。序盤は少し硬くなってしまったが、時間がたつにつれて自然になった」と率直な思いを語っていた。
実際、視聴者の反応も前半と後半で変化が見られた。序盤では、芯の強いセンガンを表現しようとした一方で、表情や口元の動きがやや硬く、せりふが単調に聞こえるとの声もあった。
しかし、物語が進み、チョ・スンウらベテラン俳優との感情表現が増えるにつれて、演技にも自然さが増したという評価が目立った。一方で、作品全体を引っ張る主演としての存在感には物足りなさが残ったとする見方もある。
また、センガンと行動を共にするクチョン役のナム・ジュヒョクについても、「せりふのトーンがやや現代劇寄り」と感じる視聴者がおり、ノ・ユンソと同様に賛否が分かれた。
その一方で、チョ・スンウ、チャン・ヨンナム、クァク・ドンヨンらベテラン俳優の演技には高い評価が集まり、「さすがの存在感だった」との声が多く聞かれている。
センガンとクチョンの関係性は、本作を支える重要な軸だ。対立を繰り返しながらも次第に互いを理解し、信頼を深めていく2人の変化は、池の幽霊を巡る事件の真相へ迫る上でも欠かせない要素となっている。
それだけに、一部では2人のせりふ回しや表情の変化が少ないことから、「緊迫した場面で没入感が削がれた」との意見も上がった。一方で、作品後半では呼吸が合い始め、キャラクター同士の関係性もより自然に描かれていたとの評価も見られる。
それでも『トングン -呪いの宮-』は17日の全話配信と同時にNetflixの「今日の韓国TOP10シリーズ」で1位を獲得。K-宮廷オカルトという斬新な題材に加え、映像美や美術、演出、音楽などについては高い評価を受けている。
近年は、視聴者が序盤の数話で作品を見続けるかどうかを判断する傾向が強い。そのため、主演2人の演技が後半で評価を高めたとしても、冒頭でどれだけ視聴者を作品世界へ引き込めるかが、ヒットを左右する大きなポイントになりそうだ。
今夏のNetflix期待作として配信がスタートした『トングン -呪いの宮-』。韓国で賛否を呼んでいる主演2人の演技が、世界の視聴者にはどのように受け止められるのか、今後の反応にも注目が集まる。
WOW!Korea提供







