“歴史わい曲論争中”ドラマ「21世紀の大君夫人」、作家&監督&俳優と連鎖的な謝罪…肝心の放送局「MBC」はなぜいまだに沈黙を続ける?



残っているのは、「MBC」だけだ。

MBCドラマ「21世紀の大君夫人」を巡る歴史わい曲論争が、結局、俳優や監督、作家の連鎖的な謝罪につながった。IU(アイユー)とビョン・ウソクは直々に謝罪をし、監督もインタビュー現場で涙を見せ、「無知から始まった問題」と認めた。

さらに、ユ・ジウォン作家まで一足遅れて謝罪文を掲載し、「徹底した資料調査や考証が足りなかった」と明らかにした。しかし、本来最も中心にいるべき放送局「MBC」は、依然として公式な謝罪を出していない。

今回の論争は、単純な“誤り”のレベルとして見るのは難しかった。劇中、即位式で登場した“千歳”という表現や“九旒冕冠”などは、単純なファンタジー的脚色というよりも、韓国王室の歴史的脈絡自体を損なう可能性があるという批判を受けた。特に、最近の東北工程により大衆が敏感になっている状況で、このようなシーンにはさらに警戒せざるをえない。

問題は、ここで終わりではない。「21世紀の大君夫人」は、個人の創作物ではなく、地上波の放送局が編成し、製作費を投資した大型プロジェクトだ。製作段階で数多くの検討と会議を重ねたはずなのに、誰も問題点を取り除くことができなかったという事実自体が、より大きな疑問を残す。

300億ウォン(約30億円)をかけた公募展の当選作として大々的に宣伝しているが、放送局は今もなお沈黙している。もちろん、作品の中のすべての誤りを放送局の責任だけに転嫁することはできないが、公的責任から免れることもできない。

過去にSBSドラマ「朝鮮駆魔師」が論争に巻き込まれた当時は、放送局と製作会社、俳優まで相次いで謝罪に乗り出し、結局、放送自体が中止された。「朝鮮駆魔師」は、少なくとも視聴者たちの問題提起に対して、責任ある態度を見せる過程が存在した。

結局、今回の事態は、単純にひとつのドラマの失敗で終わるものではない。そのため、その責任は、決して監督や作家、そして数人の俳優の謝罪だけで終わるものではない。

 

WOW!Korea提供

2026.05.20