「ARIRANG」にこだわったパン・シヒョク、この選択は正しかったのか?…「BTS」の成績表を見てみると…

「ARIRANG」にこだわったパン・シヒョクの選択が正しかったのだろうか。

全世界が「BTS(防弾少年団)」のビルボードチャート支配を既成事実化しているが、3年9か月の空白を破って手にした「ARIRANG」という成績表は、単純な復帰以上のさまざまな解釈と論争を呼んでいる。

「BTS」は先月20日、5thアルバム「ARIRANG」でカムバックした。完全体で戻ってきた「BTS」の波及力は、まさに桁外れだった。初動(発売後一週間の販売量)が416万枚を突破し、グループ自己新記録を樹立、公開約10分でミリオンセラーを達成した。

しかし、数値以上に熱かったのは、彼らを取り巻く特権と統制の論議だ。カムバックの翌日、国家の中心部である光化門(クァンファムン)広場を占領して繰り広げられた“「BTS」カムバックライブ”は、全世界の1840万人の視聴者を魅了したものの、現場の市民たちにとっては巨大な壁だった。

イ・ジェミョン(李在明)大統領まで乗り出し、「今回の公演は、光化門の宣伝を超えて、大韓民国のPRに決定的だった」と絶賛を惜しまなかったが、広範囲な道路統制と市民の不便は、「慣行を通じた国益」という名分で正当化できるかどうかについて、一部の反発を呼び起こした。

〇 あれこれ議論が多くトラブルもあった「BTS」のカムバックショー…実質的な成果は?

当初ソウル市は、「BTS」に会うために光化門に集まる人出を約26万人と予想した。しかし、結果的にBIGHIT MUSIC側はソウル市と共に算出した結果、公演の観覧客数は内外合わせて10万4000人だと明らかにした。人通りの多い中心地を統制し、市民の不便が大きかっただけに、予想より人出が少なく、不必要な論争を招いたという評価も出ている。

成信(ソンシン)女子大学文化産業芸術学科のキム・ジョンソプ教授は、今回の「BTS」のカムバックショーの事前準備に大きな心残りを指摘した。キム教授は、「大規模統制による市民の不便が大きかっただけに、これを相殺できるような特典や条件が併せて提示されるべきだった」とし、「韓国国内の視聴を無料で提供するなどの方式が必要だっただろう」と指摘した。

彼は、「安全管理が強調されるなかで、観客の密集度が低下し、現場の雰囲気が十分に活きていない側面がある」とし、「芸術イベントとしての自然な没入感が多少損なわれた」と説明した。

しかし、それにもかかわらず、今回の政府がK-カルチャーを主要政策の柱にしている状況で、「公演を通じて韓国文化を広め、観光客の誘致を図ろうという試み自体は、肯定的に評価できる」と付け加えた。

特に、Netflixを通じた中継方式についても、「民間企業のプラットフォーム中心で運営され、公共インフラが事実上無償で活用された側面がある」とし、「公益性の性格を考慮すれば、国内のプラットフォームを活用する方式のほうが適切だった」と評価した。

キム教授は、「さまざまな制約があるなかでも、K-カルチャーの方向性と拡張の可能性を示した事例」とし、「『BTS』が韓国的要素をグローバルな音楽トレンドと結び付けて、新しい試みをしたという点で意味がある」と述べた。

〇 Billboardの「HOT100」1位の新歴史…パン・シヒョクの独断的な選択の結果?

今回のアルバム名であり、核心のキーワードである“ARIRANG”を取り巻く騒ぎもあった。大韓民国を代表する民謡をアルバム名に使用し、収録曲「Body to Body」に取り入れたことに対する意見が提起されたのだ。

「BTS」が「ARIRANG」を選んだ背景は、最近公開されたNetflixドキュメンタリー「BTS: THE RETURN」を通じて一部明らかになった。収録曲「Body to Body」のアリランバージョンを初めて聞いたRMは、異質だという意見を出し、Vも「韓国の基準で見ると、過剰で盲目的な愛国主義の方向に向かうように見えるかもしれない」と懸念を表した。しかし、最終的にはパン・シヒョク総括プロデューサーの判断に従い、方向性が整理された様子だった。

これについて、一部のネットユーザーは、アルバム制作過程で「BTS」の意見が十分に反映されていないのではないかという残念な声を上げたりもした。

このような論争の中でも、「BTS」は今回のカムバックで再び記録更新を目前にしている。先月31日に公開されたアメリカ・Billboardチャートによると、「BTS」は4月4日付のアルバムチャート「Billboard 200」とシングルチャート「HOT100」で、5thアルバム「ARIRANG」とタイトル曲「SWIM」で同時に1位を獲得した。

このままいけば「BTS」は、アルバム7枚、シングル7曲がそれぞれ1位となり、再び自己記録を新たに更新する。2つのチャートを同じ週に同時に席巻した歌手は、マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストン、マライア・キャリー、テイラー・スウィフト、アリアナ・グランデなどがいる。「BTS」がBillboardの2つのメインチャートの首位を同時に占めたのは、2020年の7thミニアルバム「BE」以来、約6年ぶりの成果だ。
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2026.04.04