「イベントレポ」映画『ハルビン』ジャパンプレミアにヒョンビン&監督来日!リリー・フランキーも登壇!(オフィシャルレポート)

リリーは韓国での撮影に1人で挑んだことに対して「共演者もスタッフもみんな優しくしてくれました。監督はエネルギッシュで優しくて頼もしかったです。そしてヒョンビンさんは、ご存じの通りジェントルで優しかったです。」続いてヒョンビンの優しいエピソードを披露。リリー以外全員韓国人という空間でご飯を食べていた際、日本人はリリー一人だからと隣に座ったヒョンビン。韓国語で会話が飛び交うため、リリーは黙っているとヒョンビンがテーブルの下で唐突に手を重ねて『Lily、are you ok?』と気にかけてくれたそうだ。リリーは観客に向かって「あなたたちそんなことされてみなさいよ!」と完全に射抜かれたことを告白。それに対してヒョンビンは「元々リリーさんの大ファンだったから、少し下心もありました」と相違相愛なことを明かし、会場は笑いと羨む雰囲気で包まれた。

つづいてSNSでファンから寄せられた質問は、韓国の撮影現場でのご飯。美味しいとの噂がある韓国のケータリングについてリリーは「キムチだけでも何種類もありました。常においしい韓国料理が食べられる空間でした」と大絶賛。撮影現場でのホスピタリティについて監督は「優先順位の1位は美味しいご飯。現場ではみんな全身全霊だから、精神的にも身体的にも疲れています。だからご飯が美味しくなかったらみんな怒っちゃうでしょ?現場での美味しいご飯とその時間は絶対守るようにしています」とこだわりを披露。そんな撮影現場だからこそ、ヒョンビンは「俳優陣・スタッフ陣とは、劇中のような絆が芽生えていきました」と振り返った。

本作の魅力を一言で表すと?と聞かれるとリリーは「映像美もダイナミックさもある、素晴らしい映画です」と答え、そして監督は「韓国と日本の俳優たちの素晴らしい演技。動画配信サービスの時代だけど、劇場で体験するべき映画です」と一言。最後にヒョンビンは「ストーリーはとても難しくてつらいかもしれないけど、一歩一歩信念をもって進めばいい未来が待っている、という希望を届けてくれる映画です」とそれぞれ作品の見どころとともに答えた。

最後にリリーは「お2人とは今後も一緒にいろんな仕事をしていきたいです」とラブコールを送り、それに応えるようにヒョンビンも「このようにジャパンプレミアをするうえで大きな役割を担ってくれたのがリリーさんです。韓国で公開された時は、彼が韓国に来てくれて一緒にプレミア上映をしました。その時に日本でこういったイベントがあったらぜひ一緒に行きましょうと約束しました。その約束を今日果たすことができました」と念願が叶ったことを報告。監督も「リリーさんの大ファンだから、現場で直接見ることができたのは驚くべき経験でした。彼は伊藤博文以上の存在感でした。改めてお礼を言いたいです」とリリーへの熱い想いを伝えイベントを締めくくった。

<イベント概要>

【日時】627()

【場所】新宿ピカデリー SCREEN1(東京都新宿区新宿3丁目1515号)

【登壇者(予定/敬称略)】

ヒョンビン、リリー・フランキー、ウ・ミンホ監督 MC:古家正亨

<あらすじ>

190910月、アン・ジュングン(安重根)と同志たちは伊藤博文を追ってある使命を果たすため中国・ハルビンへ向かった。そしてハルビン駅に銃声が鳴り響いた

1908年、咸鏡北道(ハムギョンブクト)シナ山で、安重根(アン・ジュングン)(ヒョンビン)率いる大韓義軍は劣勢にもかかわらず勇敢に戦い、日本軍に勝利を収める。万国公法に従って戦争捕虜たちを解放すると主張するアン・ジュングンに対し、イ・チャンソプ(イ・ドンウク)は激しく反論。結局、自らの兵を率いてその場を去ってしまう。その後、逃した捕虜たちから情報を得た日本軍の急襲を受け、部下たちを失ってしまったアン・ジュングンは、なんとかロシア・クラスキノの隠れ家に帰り着く。しかし、彼を迎えた同志たちの視線は厳しかった。1909年10月、日本の政治家である伊藤博文(リリー・フランキー)が大連からハルビンに向かうとの情報を得たアン・ジュングン。祖国の独立を踏みにじる「年老いた狼」を抹殺することこそが、亡くなった同志たちのために自分ができることだと確信した彼は、ウ・ドクスン(パク・ジョンミン)、キム・サンヒョン(チョ・ウジン)とともに大連行きの列車に乗るが、日本軍に察知されてしまう―

 

<作品概要>

製作:HIVE MEDIA CORP 『ソウルの春』

監督:ウ・ミンホ(『KCIA 南山の部長たち』『インサイダーズ/内部者たち』)

脚本:キム・キョンチャン、ウ・ミンホ

撮影:ホン・ギョンピョ『パラサイト 半地下の家族』『ベイビー・ブローカー』

出演:ヒョンビン「愛の不時着」『コンフィデンシャル:国際共助捜査』、パク・ジョンミン『密輸 1970』

チョ・ウジン『インサイダーズ/内部者たち』、チョン・ヨビン「ヴィンチェンツォ」

パク・フン『ソウルの春』、ユ・ジェミョン「梨泰院クラス」、イ・ドンウク「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」

リリー・フランキー『万引き家族』、チョン・ウソン(特別出演)『ソウルの春』

 

2024年/韓国/114分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/映倫G/字幕翻訳:根本理恵

原題/하얼빈 HARBIN

韓国公開日 2024年12月24日

ⓒ 2024 CJ ENM Co., Ltd., HIVE MEDIA CORP ALL RIGHTS RESERVED

 

提供:KADOKAWA Kプラス MOVIE WALKER PRESS KOREA

配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス

公式サイト harbin-movie.jp 公式X https://x.com/harbin_movie

7月4日(金)新宿ピカデリーほか全国公開

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2025.06.27