受賞式・作品宣伝を中断→新譜発売・コンサート延期...哀悼で止まった芸能界

去る29日に務安国際空港で発生したチェジュ航空旅客機惨事以降、芸能界で哀悼の声が続いている。芸能界での主要スケジュールは来年1月4日までの国家哀悼期間に合わせ、しばし停止することとなった。まずKBS、SBS、MBCの地上波3社は追悼の雰囲気に賛同する意味で芸能大賞、演技大賞など年末の授賞式の放送を一斉に中断した。地上波をはじめ総合・ケーブルなど主要テレビ番組もまたニュース特報により放送休止となるなか、新たに公開されるドラマと映画宣伝イベントのスケジュールも次々とキャンセルされた。歌謡界も公演スケジュールのキャンセル、延期で哀悼を表現した。「LE SSERAFIM」ホ・ユンジン、「BTS」、「SEVENTEEN」などアイドル歌手たちもまた予定されていた新譜およびコンテンツ公開、各種プロモーションスケジュールを延期するなど、犠牲者たちの哀悼に集中することにした。

MBCはこれに先立ち、事故当日の去る29日に開催予定だった「芸能大賞」をキャンセルしたことに続き、30日午後8時40分よりMBCメディアセンターで開催予定だった「演技大賞」も放送休止を決定した。「演技大賞」は当初生放送で行う予定だったが、収録放送になる予定だ。MBC側は、「犠牲者の方たちを追悼し、遺族の皆様の痛みを一緒に向き合う気持ちから叶った」とし、「収録された放送の編成日程と受賞者発表は今後案内する」と伝えた。31日に放送予定だったMBC「歌謡大祭典」も放送休止後に収録放送に代替する。収録放送分もまた哀悼の雰囲気を反映し、毎年行ってきた新年カウントダウンイベントもキャンセルした。

KBSもまた31日午後7時より生放送で編成されていた「2024 KBS演技大賞」は放送休止にすると明らかにした。フォトウォールイベントもまたキャンセルとなった。「KBS演技大賞」もMBCと同様に収録放送に転換し行う予定だ。収録放送の編成日程と受賞者発表は今後公開する。

31日に生放送で行う予定だった「SBS芸能大賞」も放送休止を決定し、収録放送は別途行わないこととした。


これ以外にも放送界は各種バラエティー番組を多く放送休止とし、ニュース特報や代替番組を編成している。SBSは去る30日に放送しようとしていた「生活の達人」と「同床異夢2」を放送休止とした。

ドラマ、映画宣伝スケジュールも全面的に中断された。キム・ヘス主演のDisney+新オリジナルシリーズ「トリガー」は来たる1月3日午前10時30分よりCGV龍山アイパークモールで行う予定だったマスコミ試写会をキャンセルすると明らかにした。「トリガー」側は「航空機事故による犠牲者の皆様と遺族の皆様に深い哀悼と慰めの気持ちを伝える」とし、「マスコミ試写会に変わり1、2話のレビュースクリーニングを行う予定」と了承を求めた。

ハン・ジミン、イ・ジュニョク主演のSBS新ドラマ「私の完璧な秘書」は制作発表会をキャンセルした。「私の完璧な秘書」側は、「1月3日に予定された制作発表会がキャンセルとなったことを案内する」とし、哀悼の意を伝えた。

年末の劇場街へ出撃する主要映画たちも宣伝スケジュールをオールストップした。劇場で公開中のヒョンビン主演映画「ハルピン」をはじめとし、31日公開のソン・ジュンギ主演映画「ボゴタ:ラストチャンスの地」、来年1月1日公開の「スーパーソニック3」などが今週予定されていた舞台挨拶など宣伝スケジュールをキャンセルした。

映画「ボゴタ」は公開翌日の来年1月1日に行う予定だった新年観客舞台挨拶をキャンセルし、哀悼の意を表現した。映画「ハルピン」もまた31日、来年1月1日行う予定だった舞台挨拶および観客との対話(GV)などのスケジュールをキャンセルした。しかし4日と5日に行う予定だった2週目週末舞台挨拶は予定通り行う。この日の舞台挨拶は哀悼の意を忘れず静かに行こなう予定だと「ハルピン」側は伝えた。
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2024.12.31