韓国ボーイズグループ「BTS（防弾少年団）」のSUGAが、正式裁判なしに罰金1500万ウォン（約158万円）で略式起訴された。軍でも、（軍の）外でも善い影響力をおよぼしている他のメンバーたちに支えられ、“災い転じて福となす”となるだろうか。

去る11日、法曹界によるとソウル・西部地検刑事2部は、前日に飲酒運転の疑いを持たれているSUGAについて、罰金1500万ウォンで略式起訴した。

略式起訴とは、検察が疑いが比較的軽いと判断する場合、正式裁判へいかずに書面審理をおこない、裁判所に罰金・過料・没収などの略式命令を下してほしい旨を裁判所に請求する手続きだ。当事者や裁判所が正式裁判回付意思を示さなかった場合、裁判なしで刑が確定される。

検察はSUGAについて、1500万ウォンの罰金略式命令を裁判所に請求した。先立ってSUGAは8月6日、ソウル・ヨンサン（龍山）区ハンナム（漢南）洞にある路上で、飲酒状態で電動スクーターに乗り、1人で倒れた状態のところ警察に発見された。なお血中アルコール濃度数値は、免許取り消しレベルだったという。

裁判になる危機に置かれたSUGAは、裁判所が正式裁判だと判断すると言わない限り、罰金刑の確定を受けて事件をひと段落することができるようになった。

だが、彼の飲酒運転事態は、標準契約書基準で契約解除の事由に該当するほど大きな事案である。そのため、ファンコミュニティ分裂を起こしたりした。

それにも関わらず、他のメンバーたちの軍除隊後、完全体のカムバックが確実視されるほど、“災い転じて福となす”か興味を誘う。SUGAと違い、他のメンバーたちは善い影響力をおよぼしている状況だ。この日、RMは国家報勲部の“制服労働者への感謝キャンペーン”に参加するため、報勲基金1億ウォン（約1063万円）を寄付した。JIMINもことし6月、キョンサンナムド（慶尚南道）地域の学生のために、奨学金1億ウォンを寄付している。

危機を乗り越えた「BTS」は、来年どのような姿で戻ってくるのだろうか。動向が注目される。

 

WOW!Korea提供