『ソウルの春』キム・ソンス監督やファン・ジョンミン、チョン・ウソンらキャスト陣が撮影の舞台裏を語る貴重なメイキング映像が解禁!


そして監督のこだわりが如実に表れているのが、この物語を描く上での“時代考証”で「当時の陰鬱な雰囲気まで表現したくて、1979年に制作された映画や写真、ニュースなどのカメラアングルも参考」にしたり、陸軍本部の地下施設、首都整備司令部などのセットも細部にわたり再現されていった。このこだわりには思わずファン・ジョンミンも「70年代みたいだ」と感心するほどで、チョン・ウソンが「我々が演じる時の感情やパワーがそのまま感じられるようなセット」と紹介する撮影現場で、熱演する俳優陣たちの姿が。「リハが多かった。だから疲れることもありました」と振り返るファン・ジョンミンも自ら積極的に共演者と息をあわせ、その甲斐あって監督が求める「意見が衝突し欲望が絡み合う姿をリアルに描きたかった」という思いが見事に具現化されている。「観客がその場にいると錯覚するほど没入感を高くしたかった」とキム・ソンス監督。必見の舞台裏映像となっている。

【STORY】
1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。
監督:キム・ソンス
脚本:ホン・ウォンチャン、イ・ヨンジュン、キム・ソンス
出演:ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ソンギュン、チョン・マンシク、チョン・ヘイン、イ・ジュニョク
2023年/韓国/韓国語/142分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:福留友子/字幕監修:秋月望
原題:서울의 봄(英題:12.12:THE DAY)/G/配給:クロックワークス © 2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.
公式HP:https://klockworx-asia.com/seoul/ 映画公式X:@19791212theday

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2024.08.08