Q.チョン・ギョウンさんは、今までと違った役を演じるにあたって何か役作りはされましたか。
チョン・ギョウン:監督からキャスティングの話をいただいた時から「今までは型にはまった役が多かったが、今回は違うイメージで試みたい」と、監督に伝えました。スペインやイタリアの財閥をイメージして、髪を伸ばしたり、結んでみたりしました。そういった試みが何か結果を生み出したと思います。
Q.ソ・イスクさんも、今まで演じた会長とは違うイメージですが、何か役作りはされましたか。
ソ・イスク:オ・ワンスは苦労して成功しましたが、私の役は生まれつき財閥といった役柄です。生まれつき財閥だから教育が行き届いていなかったり、頭が悪いというわけでは無く、何かが欠乏しているということを表現しました。財閥の中でも階級があり、そういった階級の違いから生まれる怒りやへなちょこな部分を表現できたらと思いました。
Q.キ・ウンセさんは、出演者の中で1番挑発的な役柄だと思いますが、いかがでしたか。
キ・ウンセ:予告映像の中では挑発的なシーンばかりでしたが、ただ悪い女というだけではないという気持ちを込めて演技しました。
Q.今回のドラマのスチール写真が公開されるたびに話題になっていましたが、それぞれのシーンについて教えてください。
キム・ハヌル:(ソ・ドユンがオ・ヨンスを抱きかかえている写真)抱きかかえるシーンがあると自分が重いのではないかと申し訳ない気持ちになりますが、チョン・ジフンさんは本当に力が強く、安心しました。視線をどこに向けたらいいのか迷いましたが、実は少し下のほうを見ていました(笑)
RAIN(ピ)/チョン・ジフン:(上半身裸のソ・ドユンと後ろに立つオ・ヨンスの写真)これはキム・ハヌルさんが僕の垢すりをしてるシーンです。冗談です(笑)これはキム・ハヌルさんがケガの手当てをしてくれているシーンですね。
-続いて、財閥「ファイングループ」のセット写真ですね。韓国上流階級トップ1%の生活ぶりを表現するのに1番こだわった部分はどこですか?
パク・ホンギュン監督:美術と空間づくりに力を入れました。他の財閥が出てくるドラマとの差別化を図るのに、奥行きを大切にして、シャンデリアも多用しています。
Q.最後は、出演者みなさんのお写真ですね。みなさんのアンサンブルはいかがでしたか。
ソ・イスク:キム・ハヌルさんもチョン・ジフンさんも、いい歳の重ね方をしていますよね。演技中の眼差しが素晴らしく、集中力もすごかったです。若いキャストのみなさんの演技も見ているだけでうれしかったですね。
Q.ここからは記者のみなさんからの質問です。キム・ハヌルさんとチョン・ジフンさんは、初めて動画配信系ドラマに出演となりますが、いかがでしたか。また、興行の見込みについても聞かせてください。
キム・ハヌル:動画配信系のドラマは初めてでしたが、撮影自体に違いはなかったと思います。もともと「Disney+(ディズニープラス)」の作品を楽しんでいた視聴者だったので、ここで自分の作品を見ることが出来るのは楽しみです。世界中のみなさんにも見てもらえますし、予告映像を見るとより自信が出てきました。一度見出したら辞められないと思いますし、海外の方も見やすいと思います。
RAIN(ピ):真新しい撮影というより、いつもの撮影現場だと感じました。出演者のみなさんとご一緒するのが本当に楽しかったです。期待していた作品でもそれに及ばない時もあるし、楽しんでもらえるかなぐらいの作品がとても評判が良かった時もあって、そういったことを踏まえると、僕たちが出来ることはベストを尽くすことだけだと思います。
-ロマンス、ミステリー、スリラー、アクションまで多彩なジャンルが詰まっている作品だと思いますが、特にどのジャンルに重点を置きましたか。
キム・ハヌル:私は「ファイングループ」が話の中心になると思いました。色んな事件が起きて、死の危険も迫っていて、巨大な権力もあって、私がその重心を保たないといけないと思いました。先ほども話に出た「優雅なカリスマ」を見失わない一心で頑張りました。
RAIN(ピ)/チョン・ジフン:私にとっては典型的なロマンスドラマだと思って、最初から最後まで取り組みました。キム・ハヌルさんと2人のシーンでは話し合いを大切にしました。私の意見もちゃんと聞いてくれて、コミュニケーションがスムーズに進んだことに感謝しています。
チョン・ギョウン:私は切ない恋をしていましたね。端から見るとミステリアスな役にも見えるし、奥行きのある役だから楽しかったです。予告映像には出てきていませんが、弟役の方もいたり、複雑な人間関係もありますし、ワンスのために奮闘したりもしました。愛の形は色々ですよね。
ソ・イスク:財閥の相続問題があったり、ネタバレになるかもしれませんが、脚本を読んだときに殺人は私がやったのか?と、次のエピソードが気になったりもしました。チョン・ジフンさんは、セリフは少ないですが出ずっぱりで大変そうでした。でも、仕事をとても楽しんでいて感銘を受けましたね。キム・ハヌルさんは本当にエレガントなカリスマだったと思います。
キ・ウンセ:複雑な物語の中で、私の役は少し息抜きをするような、少し休んでいけるような役柄だったと思います。ちょっとイライラしたりもするかもしれないけど、私が出てきたら息抜きが出来ると思いますよ。
-パク・ホンギュン監督、過去にチョン・ジフンさんとご一緒するチャンスがあったけどタイミングが合わなかったという話がありましたが、今回ご一緒しみてチョン・ジフンさんの演技について予想通りだったところと、予想とは違ったところがあったら教えてください。
パク・ホンギュン監督:チョン・ジフンさんとの演技は今までの作品で検証済みですよね。特に心配もありませんでした。今回、チョン・ジフンさんは1番最後に選んだキャストでした。ボディガードというのは重みのある役なので、セリフやストーリー展開など少し悩んだ部分もありましたが、チョン・ジフンさんが加わったことで、アクションを含め補ってくれたと思います。演技に関して期待以上の姿を見せてくれたと思います。
Q.先ほどチョン・ジフンさんが「今年1番ヒットする作品になってほしい」と仰っていましたが、改めて今回の作品に対する想いを聞かせてください。
キム・ハヌル:自分が参加する作品はすべて自信があります。特にこの作品は、俳優陣と監督との相性が素晴らしかったと思います。現場が忘れられません。どんなシーンになるんだろう、どういう風に息を合わせていくのか、いつもドキドキしながら撮影していました。動画配信系のドラマだからどうこうというのは関係なく、自分がワクワクしながら撮影したドラマであるということを視聴者のみなさんにも見てもらいたいです。
RAIN(ピ)/チョン・ジフン:撮影に行くたびに、映画を見ているような豪華なキャストの中で、緊張感をもって演技しましたし、自信をつけることもできました。ストーリーのなかで何かパンチが必要な時に自分の役が役に立ったと思います。「見てください」と言わなくても、1話2話見るだけで吸い込まれる、そんな作品だと思います。
ソ・イスク:この作品はハイクオリティではありませんが、ロークオリティでもありません。その中間を保つような力があると思います。足腰が強い作品になったと思います。
Q.では、最後にドラマタイトル(原題:화인가스캔들)にちなんで6文字で一言、作品の魅力をお願いします。
ソ・イスク:中間の力あり。
RAIN(ピ)/チョン・ジフン:ぜひ見てください。
キム・ハヌル:ファイン家強い。
チョン・ギョウン:ファイン家ありがとう。
キ・ウンセ:辛くてしょっぱくて甘い。
パク・ホンギュン監督:毎週水曜ぜひ。
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『レッド・スワン』
ディズニープラス スターで7月3日(水)より独占配信開始
(全10話/毎週水曜日2話ずつ配信)
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ストーリー
韓国上流階級のトップ1%に入るファイン財閥。財閥の副会長の妻であり、ナウ財団の理事長であるオ・ワンスはある日何者かによる銃撃の標的となるが、会場にいた元警察官のドユンに命を救われる。ドユンは元同僚の死がファイン財閥と何らかの関係があることを知り、ワンスのボディガードとしてファイン家に潜り込むことに成功。
銃撃事件の黒幕が家の中にいると考えたワンスとドユンは、強欲な義母、不倫夫、その愛人、策略的な弁護士らファイン家の者たちの秘密を探っていくが、欲望にまみれた一族の闇は、二人を命の危機へと追い込んでいく――。
スタッフ
監督:パク・ホンギュン 「花遊記<ファユギ>」「善徳女王」「幸せのレシピ~愛言葉はメンドロントット」
脚本:チェ・ユンジョン 「最後から二番目の恋 ~beautifuldays」「三姉妹」
キャスト
オ・ワンス: キム・ハヌル 「Happy Together」「紳士の品格」「オンエアー」
ソ・ドユン : RAIN(ピ)/ チョン・ジフン 「フルハウス」「ゴースト・ドクター」「サンドゥ、学校へ行こう!」
キム・ヨングク:チョン・ギョウン 「あなたはひどいです」
パク・ミラン:ソ・イスク 「ホットシンガー」
ハン・サンイル:ユン・ジェムン 「上流階級」
チャン・テラ:キ・ウンセ 「ラケット少年団」