急遽の登壇に関わらず、彼を一目見ようと、会場には多くのファンが駆けつけた。上映後の満席の会場にイ・シニョンが手を振りながら登場すると、大きな歓声と拍手に包まれた。
イ・シニョン演じるチョン・ギボムは釜山中央高校バスケ部のエースとしてチームを引っ張る存在。天才ポイントガードとして将来を有望視されていたが、身長が伸び悩みスランプに陥っている。イ・シニョンはバスケットボール未経験だった為、撮影前に基本スキルを習得するなど、誰よりも練習を積み本作に臨んだ。まず、日本語で「みなさんこんにちは、イ・シニョンです」と挨拶。
初の映画主演作が日本公開を迎えたということで、「僕は『愛の不時着』でデビューし、それが日本でも人気ということで、日本でも活動したいと事務所に要望しました。今回、タイミングよく『リバウンド』の公開があり、このような席をつくっていただきありがとうございます」と挨拶。撮影中に印象に残ったエピソードを問われると、「撮影中は、体力的にとても辛かったのですが、監督から110万ウォン(日本円で約12万円)渡すから皆でお肉でも食べてといわれ、俳優らみんなで105万ウォン分のお肉をいただきました。ただ、5万ウォン分を残してしまうのも...と思い、110万ウォン分きっちりご馳走になってしまいました(笑)」と、微笑ましいエピソードを明かす。
最後に観客に向けて「本日は、作品を通してみなさんにお会いできて光栄に思っています。撮影は大変でしたが、青春を込めて作ってまいりました。今日は、出演する俳優・監督みんなの代わりに僕がメッセージを伝えにきました。コートでたくさんの汗をかいた、この興奮を伝えたいと思います。本日はありがとうございました」と終始にこやかにメッセージを送り、大盛り上がりのうちにイベントは幕を閉じた。
<『リバウンド』公開記念 主演俳優イ・シニョン来日ミニ舞台挨拶 概要>
■日時:4月27日(土)12時58分~13時5分
■場所:新宿ピカデリー スクリーン5
■登壇者:イ・シニョン(26)
韓国全土が熱狂!たった6人の選手と新任コーチが起こした奇跡の実話を完全映画化!
「ナルコの神」クォン・ソンフィ&「キングダム」キム・ウニ脚本家×『犯罪都市』シリーズ製作スタッフが集結
2012年、交代選手もいないわずか6名の選手で全国大会決勝進出を成し遂げたカン・ヤンヒョンコーチと、釜山(プサン)中央高校バスケットボール部。韓国全土に衝撃と旋風を巻き起こした実在するチームの奇跡の物語が構想11年の時を経てこの度映画化となる! 監督を務めるのは、韓国初の医療サスペンスドラマで日本でもリメイクされ話題となった「サイン」で脚本と演出を手掛け、映画『記憶の夜』など監督としても多くの作品を輩出しているチャン・ハンジュン。脚本は、映画「工作 黒金星と呼ばれた男」で第27回釜日映画賞脚本賞を受賞しNetflixシリーズ「ナルコの神」等でも知られるクォン・ソンフィと、Netflixシリーズ「キングダム」、ドラマ「シグナル」など話題作が続き大韓民国最高と定評のあるキム・ウニら韓国屈指の豪華スタッフがタッグを組む!
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