そのオープニングを飾ったのは、日本で2月28日に「WISH」をリリースする、NCT最後の個別グループ・NCT WISH。昨年7月から9月にかけて放送されたプレデビューリアリティ番組「NCT Universe:LASTART」を通して結成されたグループだけに、既に日本でも人気沸騰中。メンバーの顔がモニターに映し出された瞬間に客席から大きな歓声が上がっていた。そしてビートの効いた「NASA」とプレデビュー曲「Hands Up」をパフォーマンスすると、その歓声は高まるばかり。とても鮮烈な日本初ステージを果たしたのだ。
そんなフレッシュな魅力を炸裂させたグループがいる一方、長いキャリアを持つアーティストも次々と登場。SMTOWN LIVEへの出演は8年ぶりだというチョウミはウニョク(SUPER JUNIOR)と「Mañana (Our Drama) (Feat. EUNHYUK)」を、さらにリョウク(SUPER JUNIOR)と「Starry Night (With RYEOWOOK)」をコラボレーション。久しぶりのステージで変わらぬ歌唱力を披露した。
大ベテランのカンタはピアノを弾きながらドヨン(NCT 127)と「Doll」をしっとりと聴かせたかと思えば、一転、次の「Eyes On You」ではダンサー陣を従えてシャープにパフォーマンス。少女時代のメンバー、テヨンとヒョヨンは、それぞれソロで「To.X」と「Picture」を歌唱。独自の世界観を作り上げつつ、ヒョヨンは「DESSERT (Feat. YANGYANG of WayV)」をヤンヤン(WayV)と、テヨンは「Starlight (Feat. JAEHYUN)」をジェヒョン(NCT 127)とデュエット。スペシャルなステージを見せてくれたのだ。
こういった、ここでしか見られないコラボレーションもSMTOWN LIVEの魅力のひとつ。その中でも今回東京ドームを埋め尽くした観客を熱狂させたのはSUPER JUNIORとNCT WISHによる「U」と東方神起とRIIZEによる「Rising Sun」だった。「U」は、NCT WISHが誕生したオーディション番組「NCT Universe:LASTART」で課題曲になっていただけに、それを2組で披露するのは、まさにスペシャル! 若々しいNCT WISHとさすがの迫力のSUPER JUNIORのコラボは、本当に見応えがあったのだ。
東方神起とRIIZEの「Rising Sun」は実にエネルギッシュ! この組み合わせとこの楽曲は、昨年東京ドームで行われた“2023 MAMA AWARDS”のコラボステージでも話題となったもの。勢いを感じるRIIZEのパフォーマンスと、抜群のスター性を発揮する東方神起の融合が観客の視線をクギ付けにしたのは言うまでもない。
そのうえ、毎回日本のファンを笑顔にするJ-POPのカバーも! 今回はイェソン(SUPER JUNIOR)が「Pretender」(Official髭男dism)を、ウェンディ(Red Velvet)とウィンター(aespa)が「空の青さを知る人よ」(あいみょん)を、そしてチャンミン(東方神起)、キュヒョン(SUPER JUNIOR)、ショウタロウ(RIIZE)は、なんと「アイドル」(YOASOBI)を完璧な振付でパフォーマンス。会場中を大満足させたのだ。
もちろん、各グループのステージもタップリと。
aespaも7月に全国4都市全8公演となる二度目のアリーナツアー「2024 aespa LIVE TOUR – SYNK : Parallel Line-in JAPAN」が決定。今回のSMTOWNでもカッコよさとセクシーさが同居した「Next Level」や真っ赤な衣装で個性的かつ情熱的に魅せた「Drama」などでファンを虜にしていたのだ。
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