「イベントレポ」RIIZE『SMTOWN LIVE 2024 SMCU PALACE @TOKYO』へ初出演!

(オフィシャルライブレポート)

 グローバルに活躍しているアーティストが多数所属する、韓国の大手芸能事務所SMエンタテインメント主催のコンサート『SMTOWN LIVE 2024 SMCU PALACE @TOKYO』が、2月21、22日の2日間、東京ドームにて開催。昨年9月にSMエンタテインメントではaespa以来3年ぶりのデビューを果たしたRIIZEは、日本で行われる『SMTOWN LIVE』では初となるステージを披露した。

東京ドームでは10回目、通算20回目の記念すべき公演となった今回の『SMTOWN LIVE』には、2023年12月で20周年を迎えた東方神起から、2月28日に1stシングル「WISH」でデビューするNCT WISHまで、13組55名が出演。そんな中でRIIZEは自分たちの楽曲を4曲披露したほか、先輩たちとのコラボレーションステージにも参加し、“SMTOWNの一員”として、大きな存在感を見せた。

RIIZEとしてのパフォーマンスは、発売1週間でミリオンセラーを記録したデビュー・シングル「Get a Guitar」からスタート。会場にサビのインストが流れると、背面に巨大なビジョンが配されたメインステージの2階と左右の花道から、メンバーがそれぞれ2人ずつ分かれて登場し、観客から大きな歓声が上がる。ペンライトの光でオレンジ色に染まった客席に向けて、SHOTAROが「東京!準備はいいかな?」と呼びかけると、さらに歓声は大きさを増し、徐々にセンターへと集まってきた6人は、WONBINを中心にフォーメーションを整えて、改めて「Get a Guitar」を披露する。

タイトルに“ギター”と入っているだけに、ファンキーなギターのリズムが際立つ楽曲で、聴いているだけで自然と体が揺れる。RIIZE のファンであるBRIIZE(ブリーズ)たちは、ポイントごとに掛け声を入れ、印象的なサビの “Get get get get a guitar”の繰り返しでは、メンバーの声にさらに大きな声を重ねる。デビュー半年足らずのグループとは思えないほどの一体感が東京ドームに生まれていた。

歌い終えるとメンバーはそれぞれ挨拶を。「去年もここで公演(『MAMA AWARDS』)をしましたが、こうしてまた来ることができて幸せです」(WONBIN)、「今日はRIIZEとして『SMTOWN』に、日本で初めて立つのですごく嬉しいです」(SHOTARO)など、東京ドームという大きなステージに立てたことへの喜びを語る。

続いて、初の日本語バージョンもリリースされた、最新曲の「Love119」。MVを日本で撮影したことでも注目されるこの曲の振付には、メンバーのSHOTAROとWONBINも参加していて、歌唱前にSHOTAROは手で電話をするポーズを入れた振りを「一緒にマネしてみてください」とお願い。突然やってきた初恋の感情をemergencyに例えて表現したラブソングを、桜吹雪の映像をバックに紙吹雪が舞う演出なども加えてより甘く楽しい雰囲気で届ける。メンバーも歌いながら客席に手を振る余裕も見せ、フレッシュで可愛らしい彼らの魅力を存分に発揮した。

対して、ライブ後半では、「Talk Saxy」と「Siren」をつなげてのパフォーマンスで、前半とは全く違う大人の顔も見せる。キャッチーなサックスの音色が響く「Talk Saxy」のイントロが鳴ると、暗かったステージへ急に光が差し、そこに立つメンバーの姿が目に飛び込んでくる。衣装も前半のモノトーンを基調としたカジュアルな学生服をイメージさせるものから、ストリート風のものにチェンジし、力強く激しい印象を引き立てる。目まぐるしくフォーメーションを変えながら、精悍な表情で踊り続けるメンバーたちからは色気が漂い、観客からの歓声が止まらない。そして、その流れまま「Siren」へ。デビュー前の楽曲で、音源化がされていないだけに、印象的なサイレンの音が鳴った瞬間、悲鳴にも似た歓声も沸き起こる。1分程度の短い曲ではあるが、床に足を着いてる時間よりも、空中に居る時間のほうが長いのでは?と思うくらいの早くて細かいステップを踏み、歌い踊る。圧巻のダンススキルを見せつけて、短時間ではあったが記憶に強く残るステージを繰り広げた。
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2024.02.22