「ナナツアー」、K-POPファンダムや大衆性が充ちたフィナーレ...「SEVENTEEN」だから可能だった実験

「K-POPアーティストたちが世界的な成果を出している中、大衆との懸け橋の役割ができるグループは『SEVENTEEN』だからできるのだと思う」とナ・ヨンソクPDはこのような予測を的中させ、「SEVENTEEN」は自分たちの真価を今一度証明した。

「SEVENTEEN」のメンバーたちの友情旅行記を描いたtvNバラエティコンテンツ「ナナツアーwithSEVENTEEN」は、高い話題性と視聴者たちの好評の中、去る16日の第6話で幕を下ろした。

「ナナツアー」は、K-POPとK-バラエティの美学的なバランスを追求したコンテンツとして評価を受けた。「GOING SEVENTEEN」から培ってきたメンバーたちの多様なゲームフォーマット適応力と企画力、バラエティセンスはナ・ヨンソクPDと肯定的な化学作用を起こした。いくつかの紆余曲折を経て世界的なK-POPアーティストとして活躍する「SEVENTEEN」の人間味は「ナナツアー」全般にミザンセーヌとなり、全世界へ広がっていった。


【SEVENTEENと楽しいイタリア旅行...楽しさから人文学的な素養まで】

「ナナツアー」はナ・ヨンソクPDが得意とするリアルバラエティーの核心である即興性と教養ポイントを、「SEVENTEEN」メンバー個人の個性と連結させることに主力した。昨年9月7日に東京ドーム公演を終えたメンバーたちの宿をナ・ヨンソクPDが急襲した場面がその出発だった。

急なイタリア行の知らせを聞き、すぐに荷物をまとめる「SEVENTEEN」メンバーたちのオロオロとした姿から大衆的にヒットした「花より~」シリーズを思い浮かべる。しかし「ナナツアー」はK-POPアーティストのステージ後の姿を見せ、K-POPファンダムを越えTV視聴者たちにまでその幅を広げることに成功した。

「SEVENTEEN」は現地でパスタを作る時間を持ち、小さなローカルワインのお祭りに行き、些細なマグネットショッピングをした。テルミニ駅を中心にコロッセウムとパンテオン神殿のようにローマの巨大遺跡からフィレンツェのトスカーナ、コムーネ·フォルテ·デイ·マルミまで見て回った。デビューから9年間、忙しく駆けて来たメンバーたちが自ら見て回る旅行であり、ナ・ヨンソクPD特有の人文学的素養を世界の視聴者たちと共有する「ヒーリングタイム」だった。
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2024.02.17