一方で、金物店の社長であり、ジアンの叔父であるジンマンの姿は、純朴な服装と緊張感などは欠片も見ることが出来ない表情だ。無味乾燥な顔と皿洗いをしていたゴム手袋は、現実的な叔父の生活をそぼごとく見せている。こうしてイ・ドンウクは、ひとつのキャラクターで180度違った魅力を完ぺきに表現して物語を完成させている。
イ・ドンウクは回を重ねるほどにエキサイティングな展開が繰り広げられる「殺し屋たちの店」で、キャラクターを巧みに作り上げて劇への没入感を高めている。彼は世界にふたりだけ残された叔父と姪の物語をきめ細かく描き出し、その過程で繊細な目つきと表情を通じてふたりの状況を深く共感させた。加えて、謎の叔父ジンマンが傭兵だった過去の話はもちろん、イ・ドンウクが繰り広げるミリタリーアクションにもさらに期待がかけられている。
一方、ディズニー+のオリジナルシリーズ「殺し屋たちの店」の5話と6話は、本日(31日)ディズニー+で公開される。
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