「高麗契丹戦争」は放映前から俳優チェ・スジョンの時代劇復帰作という点で注目を集め、高麗皇帝のヒョンジョン(顕宗)(キム・ドンジュン)とカン・ガムチャン(チェ・スジョン)の話が視聴者たちを魅了させ、チェ・スジョンの「2023 KBS演技大賞」の大賞のトロフィーを抱かせた。
しかし最近の放送に入り、意外な“マクチャン(どん詰まり)”の論議に包まれた。作品の中心であるヒョンジョンのキャラクターが崩壊したため。劇中、ヒョンジョンが怒りに包まれ馬に乗って疾走していたところ、落馬事故に見舞われる場面は無理な演出だったという指摘を受け、視聴者たちの公憤を買った。
これに「高麗契丹戦争」の原作者であるキル・スンス作家も否定的な意見を出した。彼は「ヒョンジョンの落馬は原作の内容の中にはない」とし、「歴史的事実を十分に熟知し、諮問も十分に受けて台本を書くべきだったが、熟知が十分にできなかったと考える」と批判した。それと共に「次週から台本作家が正気を取り戻すことを祈る」という苦言を残した。
KBSが野心的に輩出した時代劇に対する否定的な反応が続いている。序盤のスタートを知らせた「幻影恋歌」と、ちょうど折り返し地点を回ったばかりの「高麗契丹戦争」。果たして2つのドラマが再び視聴者を満足させるだけの展開を出すことができるのか、今後の放送の成り行きが注目される。
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