「マダムの陳述」から始まった俳優イ・ソンギュンさんの捜査関連まとめ

薬物使用の疑いで警察の捜査を受けていた俳優イ・ソンギュンさん(48)が27日、ソウル市内の公園にて遺体で発見された。イ・ソンギュンさんは会員制遊興施設でことし初めから薬物を使用していたという情報をもとに警察の捜査対象となった。約2カ月間、捜査を受けてきて、薬物の精密検査でも「陰性」が出たと悔しさを訴えていた経緯がある。

△2023年10月19日

インチョン(仁川)広域市警察庁麻薬犯罪捜査係は、麻薬類管理に関する法律違反の疑いで40代の男性俳優などが遊興施設で薬物を使用しているという情報を入手し、内偵(立件前の調査)を行っていると明らかにした。

△10月20日

俳優イ・ソンギュンさんの所属事務所であるHODU&Uエンターテインメントは「イ·ソンギュンが内偵対象であることに間違いない」として、誠実に調査に臨むと明らかにした。また、遊興施設の室長のA氏から薬物に関して継続的に恐喝·脅迫を受け、告訴したことを伝えた。

△10月23日

仁川広域市警察庁麻薬犯罪捜査係は、イ・ソンギュンさんを被疑者身分に転換し、刑事立件したと明らかにした。警察はイ・ソンギュンさんがソウル市カンナム(江南)区に位置するA氏の会員制遊興施設、A氏の自宅などで大麻とケタミンなど多様な薬物を使用したという疑惑を適用した。

△10月28日

イ・ソンギュンさんが被疑者として仁川ノンヒョン(論峴)警察署に出頭し、初めての取り調べを受けた。「不祥事によって多くの方に失望を与えて申し訳ない」として誠実に捜査に臨むと話した。警察はイ・ソンギュンさんの薬物簡易検査で「陰性」を確認し、毛髪や尿などに対する国立科学捜査研究院に精密検査を依頼した。

さらに警察はイ・ソンギュンさん名義の携帯電話1台を押収し、通話内訳の分析を含めデジタルフォレンジック作業に入った。また、イ・ソンギュンさん名義の車両に対しても分析を通じて薬物所持の有無の確認に乗り出した。

△ 11月3日

イ・ソンギュンさんの毛髪精密検査の結果、「陰性」が確認された。警察は毛髪以外の体毛などに対する追加精密検査を依頼。

△ 11月4日

イ・ソンギュンさんが2回目の警察の調査に応じ、A氏にだまされたと主張した。イ・ソンギュンさんに薬物を勧めたA氏らは検察に送致され、歌手G-DRAGONや作曲家などの薬物使用の可能性を確認し、内偵を続けた。

△ 11月14日

イ・ソンギュンさんの足の毛に対する薬物精密検査の結果、国立科学捜査研究院で「鑑定不可」の結果が出た。

△ 11月24日

イ・ソンギュンさんに対する捜査が進行中で、一部メディアがイ・ソンギュンさんとA氏間の通話内訳を公開。公開された通話内容にはイ・ソンギュンさんがA氏に「好きだ」と話す内容、薬物使用などを一緒にしたと疑われる情況が含まれていた。ただし、イ・ソンギュンさんの体毛に対する精密検査の結果、最終的に「陰性」が出て警察は薬物使用容疑を立証できる直接的な物証確保には失敗した。

△12月23日

イ・ソンギュンさんが3回目の調査のため警察に出頭し、19時間に及ぶ高強度の徹夜調査を受けた。 薬物使用容疑だけでなく恐喝事件に対する告訴人調査まで終えており、イ・ソンギュンさん側の弁護人は共犯の陳述だけに依存する代わりに非公開でのうそ探知機調査などが必要だと主張した。

△12月27日

午前10時12分ごろ、ソウル市内の公園近くで遺体で発見された。

WOW!Korea提供

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