問題は、歴史上被疑事実を公表された事例は、大部分疑いがあると判断されて起訴に繋がったという点である。すなわち、被疑事実を公表するほど十分に事実関係が確認された状態で、疑いが外部に公開されてきたということだ。これに、メディアも警察のこのような捜査力を信じ、警察の発表を引用して報道をすることができる。もちろんこのような場合でも、たまに裁判所の裁判でし烈な事実・法理争いの末、無罪と決定が出ることがあったことはあるが、起訴されるほどの疑いがあると認められる事案という点で、被疑事実公表の責任を免除されることはできる。
しかし、G-DRAGONのように初めから警察の捜査段階で「疑いの事実自体がない」と結論づけた事例は珍しい。これは、警察の捜査に対する信頼を致命的に低くした惨事という批判が出ている。
さらに今回、警察の捜査でG-DRAGONが大きな被害を被ったという点に対する指摘は続いている。G-DRAGONは嫌疑なしの決定書をもらうことになるが、彼はすでに多くの悪質な書き込みや誹謗中傷に苦しんだ。世間の認識の中で、麻薬使用疑惑をすっきりと消すことができるかも未知数だ。広告契約の解除までなった場合、大きな金銭的被害にまで続く可能性があるという指摘もある。
タレントのパク・ミョンスは、今月15日、自身の番組で「G-DRAGONも物質的に途方もなく大きな被害を受けるだろうに、誰が責任を負うのか? 本人が責任を負うことが残念だ」と話したりもした。
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