キム・ジュンスは「13年間多くの作品をしたが、『ドラキュラ』はミュージカルの精髄だと思う。 ミュージカルには若干のファンタジーが加味される時に一番輝く」として「どんな映画とドラマよりもインパクトが大きい作品がまさに『ドラキュラ』」と話した。
毎シーズン「ドラキュラ」はする度に容易ではなかった。 400年の時間を生きてきたドラキュラの孤独と渇き、愛と恨みの濃い感情を見せなければならないからだ。 彼は「色々なシーズンを繰り返したが、頻繁にしたからといって作品が簡単なわけではない」として「疑問に思う時もあり、没頭できる装置を作り、新しいものを作って多様な試みをしている」と話した。
キム・ジュンスのドラキュラは感情の振幅を鮮明に表わし、歌の一小節ごとに濃いドラマを作る。 今シーズンでキム・ジュンスが重点を置いた部分はキャラクターに対する表現だ。 血に飢えた神経質なドラキュラの姿と人間だった時の姿を対照的に描いた。
彼は「以前はドラキュラを人間ではなく存在に見せるために言葉遣いと行動、歩き方に気を使ったとすれば、今回はミナ(ドラキュラ相手役)との関係で優しい姿を見せようとした」として「これを通じて400年前(ミナの前世である)『エリザベート』との愛をミラーリングのように見せたかったし、ドラキュラの過去の姿を対話の中で類推できるようにした」と耳打ちした。
キム・ジュンスがこの作品で一番愛するナンバーは「She」だ。 ドラキュラがミナに400年前の自身の話を説明する曲だ。 彼の意見を反映して作曲家フランク・ワイルドホーンが韓国での公演のために作った。 キム・ジュンスは「ドラキュラが退屈に過去を説明する代わりに歌で話せば良いという考えが受け入れられた」と話した。
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