特に俳優組合は規定が厳しく、ストライキに参加する組合員が作品出演はもちろんのこと、作品に関連した広報活動、授賞式などに参加することができない。他国の映画祭など他の公式の場でも自身が出演したハリウッド作品に関する言及は一切できない規定となっている。実際に去る10月、第28回釜山国際映画祭特別展に招待された韓国系アメリカ俳優スティーヴン・ユァンとジョン・チョーは組合員としてストの余波で作品に関連した話をすることができなかった。
まだストライキが進行中であるため、ブリー・ラーソン、テヨナ・パリス、イマン・ヴェラーニなどの俳優たちも「マーベルズ」の広報活動に参加できていないと解釈される。パク・ソジュンはアメリカ俳優組合所属ではないので該当されないが、主な俳優がすべて組合員たちだけに、独自に広報に乗り出すのは難しい状況だ。これにパク・ソジュン側は、MCUの決定を待ちながら心の中で作品を応援し状況を見守っていると伝えた。
演出を引き受けたニア・ダコスタ監督は今月7日、ビデオ記者懇談会を通じて本格的に広報活動に乗り出す予定だ。作品の制作過程からパク・ソジュンのキャスティング理由、撮影ビハインドなど様々な話を伝える見込みだ。
ただし、「マーベルズ」が開封後に興行に成功できるかは未知数だ。「 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」を除いて、今年公開されたマーベル作品がすべて酷評を受け、ファンのMCUに対する忠誠心や関心自体が大きく下落している状態だからだ。ここにハリウッド俳優ストライキの余波で主演俳優たちの広報まで難しくなり、話題性において他の作品に押されている状況だ。実際に2日午前、映画振興委員会映画館入場券統合電算網によると、「マーベルズ」の前売り率は公開まで後6日という中、「君たちはどう生きるか」(監督:宮崎駿)、韓国映画「少年たち」(監督:チョン・ジヨン) に押され3位を記録している。公開1週間前から前売り率1位を走っていた以前の作品とは違う雰囲気だ。
一方、「マーベルズ」は11月8日に公開される。