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「餌【ミッキ】」“俳優”チャン・グンソクの魅力と現場秘話を語る プロデューサーのキム・ヒョンジュさんが来日、古家正亨さんとトークショーに出演
韓流 20 周年を迎え、韓国コンテンツ振興院(KOCCA)と駐日韓国文化院の主催により日本各地で開催中の「韓流 20 周年記念 韓国ドラマセレクション」では、新旧様々な人気ドラマの特別上映とミニライブ、豪華なゲストを迎えてのトークショーが好評を得ている。9月 13 日、東京の韓国文化院・ハンマダンホールでは屈指の話題作「餌【ミッキ】」の1話を上映。ドラマ OST 歌手として活躍する Sanha さんがミニライブを披露した後、同作の制作会社 CREAHUB のプロデューサー(PD)であるキム・ヒョンジュさんが登壇。MC の古家正亨さんによる進行で「餌【ミッキ】」のトークショーが行われた。
キム PD は「夏の香り」のほか、チャン・グンソク出演作である「ファン・ジニ」と「快刀ホン・ギルドン」も手掛けていると紹介されると、会場からは大きな反応が。古家さんから、脚本は「ミストレス〜愛に惑う女たち〜」のキム・ジヌク、演出は「ボイス—112 の奇跡—」のキム・ホンソン監督という豪華な組み合わせが実現した経緯について質問。
「このドラマは単なる殺人事件をモチーフにしたのではなく、脚本家の知人が実際に経験した事件から着想を得たそう。そして監督はとても推理小説がお好きで、過去に起きた詐欺事件や殺人事件などに興味があり、各自でいろいろ調べていた結果、接点を持つことになり、本作が作られた」と語った。
「キム PD からお二方に要求したことは?」との質問には、「実際にドラマのように事件で傷を負った方々がいるので、その方々をさらに傷つける内容にならないよう、単なる商業作品ではなく、皆さんの癒やしになるようなドラマにしてほしい」とお願いした回答。「単純なエンターテイメントに終わっていないわけがわかった」と古家さんも大いに納得していた。
ここで話題はチャン・グンソクへ。「彼の主演ありきだったのか、それとも作品ありきだったのか?」との質問に、キム PD は「グンソクさんは愛する俳優ですし、ここは日本なので、私も“グンちゃん”と呼ばせていただきますね」とにこやかに前置きして、キャスティングの経緯を明かした。
それによると「『ファン・ジニ』の時、子役から大人へと成長する過程を見ることができました。しばらくドラマに出ていませんでしたが、グンちゃんがいい俳優であることはよくわかっていたので、復帰作でまた一緒にできたらという思いがありました。台本は彼のために書かれたものではないですが、読んでみてグンちゃんにとって、イメージチェンジの大きなきっかけになるのではと思いオファーしました」とのことだった。
この答えに観客は大きな拍手で喜びを表現。熱い反応を受けて、古家さんはさらに「グンちゃんと役作りについて話し合ったか」と質問。「演出チームを交えていろいろ打ち合わせをしました。ワイルドな姿をどうしたら自然に見せられるかとグンちゃんは相当悩んでいたようです。彼は『心に深い傷を負った刑事が、果たして足を伸ばしてぐっすり寝られるだろうか』と考えたそうです。それで撮影の6ヶ月間、彼は寝る時間を削って、肌も荒れるに任せて本物の刑事のように過ごしていたと聞きました」という、とっておきの裏話に「役者魂ですね!」と感心する古家さん。会場はより盛大な拍手で応え同感を表した。
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