「My Hous」も印象深かった。Mnetのオーディション番組「ボーイズプラネット」で「My Hous」を歌った参加者が話題になり、その後「My Hous」が逆走をするなど注目されたこともある。この日「2PM」が見せた「My Hous」は、しっとりしたセクシーさを存分に感じられるステージだった。今にも「2PM」の手を握って彼らの家に飛び込んでいきたいほどの魔性の魅力にあふれたステージだった。
セットリストだけでなく、公演に臨む「2PM」の姿勢も特別だった。「2PM」は3時間30分にわたって行われた公演をライブで披露した。15年目の貫禄と誇りが感じられる瞬間だった。「シンクロダンスアイドル」にふさわしいダンスも全く乱れなかった。まるで2010年に戻ったようで、流れる汗に髪と服がすっかり濡れても、完成度の高いステージのために情熱を注ぎ込む姿が印象的だった。
ファンサービスも情熱的だった。いつのまにか15年目のアーティストになったのに、ファンの前ではまるで新人の時に戻ったかのように素朴な魅力を果敢に見せた。テギョンは歯をたたきながら童謡「学校のチャイムがリンリンリン(原題)」を演奏する個人芸を久しぶりに披露した。吹き出す汗に髪がしっとりぬれたチャンソンは「今日はお菓子を作った。髪をパサパサにした」とジョークを言ったりした。ジュノはファンのために「暑いので水をたくさん召し上がってほしい。なければ僕が持っていきます」とスウィートな魅力をアピールした。
アンコールも期待以上だった。「Thank You」をはじめ、「Hold You」「Zero Point」「別れの旅」「Hot」まで、なんと5曲を熱唱した。6年ぶりに開催する韓国コンサートなので、待ってくれたファンのために音楽とステージで熱く報いた。ファンも「ありがとう」「愛してる」「ホッティスト」というプラカードをもって惜しみない愛情を送った。15周年のケーキを前に「15周年おめでとう」と歌った。会場を訪れたファンにも、「2PM」のメンバーにも貴重な思い出となった。記念写真を撮る時は「JYP~」「ホッティ~」と叫ぶなど最後まで笑いを放棄しなかった。
最後に「2PM」のメンバーはそれぞれ15周年を迎えた感想と15周年コンサートを終えた心境を明らかにした。
ウヨンは「みなさんのおかげでとても幸せだし、夢が叶った瞬間」として「今後も『2PM』は続くでしょう」と約束した。
ニックンは「昨日と今日は夢のようでした。良い思い出を作りました」として「今後も『2PM』は続くでしょう。みなさんもホッティストを続けてください」と頼んだ。
ジュノは「15周年は果たすのが難しい時間ですが、『2PM』を世の中に存在させてくれたジニョン兄さんとJYPのスタッフたちに感謝の言葉を申し上げたいです」として「ファンがいるから15周年コンサートを美しく仕上げることができました。心から感謝します」と話した。
テギョンは「『2PM』は幸せだし祝福です。この場に来たファンも、僕の人生において出会える祝福であり喜び」として「ニックンの言葉通り、みなさん、お金持ちになってください」と話した。
Jun. Kは「とても幸せでした。客席をいっぱいしていただき、Beyond LIVEで公演を見てくださった方々に心から感謝します。とんでもない愛で報いたいです」と全身でハートを作って拍手喝采を受けた。
チャンソンは「15周年を迎えることができるというのは祝福です。応援と愛を送ってくれたファンのみなさんに感謝するという言葉を申し上げたいです」として「ジニョン兄さんにも感謝します」とあいさつした。
この日の公演には「2PM」をプロデュースした「JYPのトップ」パク・ジニョンも共にした。パク・ジニョンは公演の終わりに立ち上がって観客に90度にあいさつをし、「2PM」のメンバーに向かってハートで答えた。公演を見ながらしきりに満足そうな笑顔を見せる姿が特に印象的だった。
ソウル公演を盛況のうちに終えた「2PM」は、来月7~8日の2日間、東京の有明アリーナで「It’s 2PM」を続けていく予定だ。