「イベントレポ」「iKON」、ツアーファイナルはファンと共にJAYへ「いってらっしゃい」アンコール公演を10月東京・大阪で開催決定!

ライブ後半には『WHAT’S WRONG?』『DUMB & DUMBER』『B-DAY』で爆発的な盛り上がりを見せ、最後は「僕たちの青春は皆さんが作ってくれました」というJU-NEの言葉で『FREEDOM』がスタート。銀テープが舞い落ちる中、メンバーがステージを走り回り、大はしゃぎする姿はいまだ青春真っ只中の「iKON」を感じさせた。

会場全員がアカペラで『LOVE SCENARIO』を歌ってアンコールを乞う中、ステージに登場したBOBBYが「一緒にドライブしようか」といって歌われた新曲『Driving slowly』。その曲中、客席では「心配しないで。戻ってくる場所は私たちが絶対に守る」と書かれたプラカードが掲げられていた。そのサプライズにSONGは目をうるませ、DKはニコニコ笑顔、CHANは腕を組みながら感動した表情を見せていた。そしてJAYはプラカードのメッセージを読み上げ、「絶対に戻ってきますよ」と笑顔を見せた。



「今日は泣かないようにがんばりました。 なぜなら、誰かを待つのは幸せなことだと思います。 だから皆さんもぜひ笑顔で僕たちのことを待っていてください。 僕たちも笑いながら、悲しまないで、皆さんのことを待ちますので」とJAYが最後まで笑顔でライブを終えようとする中、「手紙を準備しました」とメンバーがJAYへの手紙を準備してきたことを明かすと、これには「普段こういうのしないじゃん、お前ら」とJAYも苦笑い。 「10代から30歳になるまで一緒にいてくれてありがとうございます。 お前のおかげでたくさん学んだよ。 韓国はお前に任せたぞ。 またすぐ会おう。 愛してるぜ」(BOBBY)、「ヒョンのいない空間が大きく感じられるけど、iKONは変わりなくがんばっていくから、病気とかしないで健康でいってらっしゃい」(SONG)、「8年もの間、iKONを引っ張ってくれてありがとう。 ジナン兄さんが少しいない間、僕たち5人とiKONICが元気に待ってるからね。 愛してるよ」(CHAN)、「ヒョンを少しの間、見送らなければならない瞬間がくるなんて、なんか気持ちが変だよ。 これまでiKONの活動をしながら、ヒョンがいたから楽しかった瞬間が多かったと思う。 いつも感謝してるよ」(JU-NE)、「10年も一緒に時間を過ごしたね。 こうやって離れて過ごすと思うと変な気分だよ。 怪我せずに元気に帰ってくると信じてる。 いつも長男として大黒柱のように構えてくれて、大きな力になってくれてありがとう」(DK)というあたたかいメッセージに、JAYも涙をこらえきれずに号泣。 全員で抱き合いながらそのままぐるぐる回りだすが、その後もしばらくJAYはDKに抱きついたまま、涙を止めることができなかった。

そして「今、これを言ったら空気読めないやつになりますよ、俺」と言いながら「最後に皆さんに告知があります」とBOBBYが苦笑しながら10月に東京と大阪でアンコール公演が決まったことを発表。JAYも「僕のメンバーをよろしくお願いします!」と、残りのメンバーで開催するライブへのあたたかい応援を求めた。

「今からパーティだぞ!」というBOBBYの叫びでスタートした『BLING BLING』では、JAYがステージの端から端までゆっくりと歩きながら、目の前にいるファンにも遠くにいるファンにも等しく手を振り、目を合わせ、一緒にハートを作ったりしながら気持ちを通わせあっていた。そんな中、BOBBYがJAYに水をぶっかけると、「もうすぐ他のメンバーもやるよ」と予告。そんな言葉通り、続く『RHYTHM TA』ではイヤモニを外して会場の大きな歓声を聴いているJAYにCHANが水をかけ、「みんなの声が聴きたいです」というJAYの言葉で始まった『LOVE SCENARIO』ではDKがJAYに水をかけた後にタオルを渡し、アフターケアも完璧。アンコール3曲が終わるころには「ホテル帰ってシャワーしなくていいよ」(JAY)というほど、びしょ濡れになっていた。

そして「最後の曲です」と始まった『Tantara』の後、BOBBYが「『PARADISE』やってもいいですか? みんなでやるよ!」と急遽、JAYのソロ曲「PARADISE」がファイナル公演のラストを飾ることに。 JAYのダンスに合わせて途中で一緒に踊るメンバー、ただ眺めるメンバー、それぞれ自由に、けれど熱心に、JAYのパフォーマンスを見つめていたのが印象的。 客席も、この日できたばかりのコールを大きな声で叫んで、JAYのステージを応援した。 最後にはBOBBYがJAYを肩車すると、JAYは「またね!」と挨拶。 メンバーが一人ひとりステージから去っていく中、最後まで残ったJAYはステージから大きな声で「いってきます!」と叫んで、この日の公演は終了した。 「6人一緒の旅路が少しの間止まってしまうけど、かっこいい姿で戻ってきて、iKONICの前に立ちましょう」とDKが手紙で語ったように、6人全員が再び揃うまで、iKONとして活動を続けるメンバーを見守りながらその日を待ちたいと思わせてくれるライブだった。
(オフィシャルレポート)
取材・文:尹秀姫

撮影:上飯坂一

  • アンコール公演概要

「2023 iKON WORLD TOUR [TAKE OFF]」
・会場/日程
□武蔵野の森 総合スポーツプラザ(〒182-0032 東京都調布市西町290-11)
2023年10月7日(土)/10月8日(日)

□大阪城ホール(〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城3-1)
2023年10月11日(水)/10月12日(木)

詳細は後日発表予定

  • ファンクラブ情報

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2023.07.13