「BTS（防弾少年団）」のデビュー10周年を控えて流通業界が忙しい。今月12日から25日までソウル全域で「2023 BTSフェスタ」が予定されているからだ。この時期、全世界の「ARMY（BTSファンクラブ名）」が集中してソウルを訪問すると予想され、流通業界は関連した特典を大幅に増やし、観光客の需要に備えた。

今月開催される「2023 BTSフェスタ」は、「BTS」の所属事務所Big Hit Musicとソウル市のコラボレーションで行われるため、ソウル全域が紫色に染まる見通しだ。セビッソム（some sevit）、南山ソウルタワー、ソウル市庁舎、東大門DDP、ワールドカップ大橋はもちろん、キョンボックン（景福宮）、漢江公園「BTS」の森など、多様な場所でのイベントが準備されている。流通業界も今回のイベントが主要な機会になるとみて、様々な特典の準備に集中している。便宜施設の拡大や税金払い戻しサービス、通訳、記念Tシャツの販売まで、国内外の観光客の需要をつかむためだ。

ロッテ百貨店は本店と蚕室店に外国人顧客向けの商品券贈呈イベントを進めている。特に、コロナ禍の期間に減った外国人通訳案内職員を再び採用した。ロッテワールドモールには様々な韓国ファッションブランドを入店させて「K-ファッション」のPRにも力を注いでいる。
新世界百貨店は先月18日、本店の外国人専用デスクとタックスリファンドスペースを拡充した。通訳サービスなどを提供する外国人専用デスクは新館2階に移動した。面積も4～5坪から30坪に拡大した。従来になかった待機椅子も20席準備し、ショッピングの利便性の向上を図った。

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