5月12日から14日の3日間にわたり、幕張メッセにて世界最大級のKカルチャーフェスティバル「KCON JAPAN 2023」が開催された。3日目のSHOWには、ENHYPEN、iKON、ITZY、TEMPEST、xikers、ZEROBASEONE、&TEAMが出演し、MCはITZYのRYUJINとENHYPENのNI-KIが務め、「KCON」でしか見ることのできない特別なステージで会場に集まったファンを楽しませた。
5月14日の本公演オープニングは、ENHYPENが登場。スモークが覆われたステージに姿を現したENHYPENは、メインステージをゆっくりと前に進む。会場全体が揺れるような大歓声に包まれる中、ENHYPENのエネルギーが感じられるポップロックな曲「Drunk-Dazed」を披露。大型ビジョンにメンバーの鋭くセクシーな視線や髪をかき上げる仕草などがクローズアップで映し出されると、その度に悲鳴のような歓声が上がった。
熱気に満ち溢れる会場に、この日のMCとしてITZYのRYUJINとENHYPENのNI-KIがステージに登場する。日本語と韓国語を交えながら進行し、この日のラインナップが紹介される中、オーディション番組を通して結成されたZEROBASEONEの名前が出ると、興奮気味に歓声が上がった。RYUJINが「KCONの幻想の空間“POPPIA”。今日はまたどんな美しい場面が繰り広げられるのか見てみましょうか? みなさん、準備できましたか?」と呼びかけ、NI-KIが「それでは『KCON JAPAN 2023』を本格的にスタートします。皆さん一緒にレッツKCONと叫んでください。Let’s!」と叫ぶと、会場が一体となり「KCON!」と声を上げ、会場の熱をさらに高めた。
ステージに観客の視線が集中する中、登場したのはATEEZの弟分グループxikers。10人の少年の夢を表現した曲「ROCKSTAR」を疾走感のあるバンドサウンドに乗せて、エネルギッシュにパフォーマンス。会場からメンバーの名前が飛び交う中、「せーの、Trick or Hike こんばんはー! xikersでーす」と日本語であいさつ。「僕たちはKQ Fellaz 2としてKCONに出演したことがあるのですが、今回はxikersという名前で正式にデビューしてからKCON JAPANに出演することができてとても感慨深いです」としみじみ。「みなさんと会えて幸せです」、「本当に会いたかったです」とファンと再会した喜びを日本語で伝えることもあった。そして、「Are You ready?」という力強い叫び声が響くと、ボリウッド風のムーンバートンのリズムが印象的な「TRICKY HOUSE」をパフォーマンス。先輩のATEEZに負けないくらいの熱いダンスで会場を盛り上げた。
続いて、9人組ボーイズグループ&TEAMがステージに登場すると、スニーカーのクローズアップから始まる「Scent of you」韓国語バージョンを披露。躍動感あふれるダンスパフォーマンスに会場は大熱狂の渦となった。歌い終えたメンバーは「みなさんの笑顔を見ることができて本当に幸せです。ありがとうございます」、「これを機にもっと大きなステージ立てるアーティストになりたいと思うのでこれからも&TEAMをたくさん愛してください」と伝え、大きな歓声に嬉しそうな表情を浮かべるメンバーたち。そして、2曲目にロックテイストな「Under the skin」をパフォーマンス。エモーショナルなギターサウンドが響く中、「一歩踏み出したい、変わりたい」という強い意志を込めてパワフルなダンスで会場を魅了した。
7人組ボーイズグループTEMPESTは、4月にリリースされたばかりの新曲「Dangerous」を披露。世の中を席巻し暴風となって一瞬でステージをひっくり返すような存在になるという抱負が込められた曲をエネルギッシュにパフォーマンスし、会場を盛り上げた。歌い終わると「せーの、It’s we! こんにちは、TEMPESTでーす!」と日本語であいさつ。「久しぶりー!」とハンビンが笑顔ではしゃぐと、会場からは「かわいい!」という声が漏れていた。「皆さん、僕たちに会いたかったですか?」と呼びかけると、「イエー!」と応えるファンたち。KCONだけで見ることのできるスペシャルステージも準備していることを予告し、ファンの期待を煽った。そしてヒョンソプが「僕たちはもっと成長した姿をお見せするTEMPESTになりますので、これからもたくさん応援していただけると嬉しいです」と流暢な日本語でコメントすると、青春のエネルギーが詰め込まれた曲「Freak Show」のステージへ。「一緒に楽しみましょう!」と叫ぶと、弾むファンキーなリズムに乗せて踊り、会場を明るく楽しい雰囲気に誘い込んだ。
大型ビジョンに次のアーティストの映像が流れると、Kep1erの姿に会場からわっと歓声が上がる。画面に「甘いひとときを過ごす時間」と表示されると、メインステージにメンバーが登場。1曲目にグルーヴ感溢れるビートとエネルギッシュなボーカルが印象的な「Giddy」を披露。「Giddy Giddy」と繰り返すフレーズは一度聴いたら忘れられない中毒性の高いもの。会場を熱くすると、「挨拶しまーす! せーの、Catch your eye, Catch your mind こんにちは、Kep1erです」と日本語で元気よくあいさつ。続いて「KCONに来る度に歓迎してくれてありがとうございます。こうして大きな舞台を通してみなさんご挨拶することができてとても幸せです」、「ここで終わりではありません。まだお見せできていない私たちの魅力がまだ残っています」と伝えると、日本2ndシングルのタイトル曲「I do, do you」をパフォーマンス。恋の始まりの初々しさや心のときめきを、ファンキーなディスコリズムと元気な歌声で会場を盛り上げた。
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