ZE:Aヒョンシクが見せてくれる財閥が愛する方法!

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「自分が最高だ」と思うありきたりな財閥2世だと思ったら、この世でふたりといない愛の持ち主だった。「上流社会」のヒョンシクが初盤の鼻の高い野望の塊からひとりの女性だけを見つめて階級意識を飛び越えようとする愛の持ち主に変貌した。
人気アイドルグループZE:Aパク・ヒョンシクは、SBS月火ドラマ「上流社会」で、靴の紐さえ自分の手で結んだことのない生まれながらの財閥のユ・チャンス役で出演中だ。特に彼は今までの可愛い末っ子のようなイメージを脱っして男の香りがする演技でイメージの変身をはかっている。

ドラマ初盤のヒョンシクは、ためらいなく自らがイケメンだと言い切るプライドの塊で、財閥だという事実を誇り、徹底的な階級意識で武装した人物だった。相手役のイム・ジヨンとのラブラインでも恋愛はするが、結婚は家で決めた女とすると必要以上に自由奔放な態度を見せた。

しかし、第12話まで放映された現在、ヒョンシクの姿は初盤と全く違う。彼は「お前の階級意識のせいでイ・ジイ(イム・ジヨン)と別れるだろう」と予告するソンジュンにかっとなって、かえってイム・ジヨンに夢中になった。そして今まで逆った事がなかった母親の反対を押し切って秘密恋愛を敢行して、遂に高慢だった財閥から脱した恋人に生まれかわった。

しかし、結局母親がジイを苦しめるのに耐え切れず、イム・ジヨンが別れを告げると、何事もなさそうにしながらも雨に濡れた子犬のように力のない眼差しでジイを遠くから見つめる様子で未練を表現した。放送の終わりには、イム・ジヨンとソンジュンが一緒にいる様子を見て、嫉妬に燃えあがる視線を送ってイム・ジヨンを連れて行こうとして、相変らずジイを愛していることを暗示した。

ヒョンシクは、初盤の野望で一杯なユ・チャンスから、後半の恋人ユ・チャンスに変わって行く過程を自然に描き出して期待以上の演技を見せてくれた。生意気な財閥から、忽ち愛に陥った男に変身する眼差しと中低音の声を効果的に活用した台詞のトーンと発声のすべてがヒョンシクが演じるユ・チャンス役の虜にさせた。

このようにヒョンシクは、彼がZE:Aの出身だという事実をすっかり忘れさせて、俳優パク・ヒョンシクだと思わせるほどの演技で活躍して好評を得ている。現在「上流社会」は、最終回まで4話を残している。ヒョンシクが最後まで野望の財閥ではない恋人として残ることができるかどうかが注目されている。
「上流社会」は、黄金のはしとスプーンを口に生まれた財閥の娘と黄金の梯子を上がろうとする男の不平等な階級間のロマンスを通して、真実の愛の意味と希望を扱う。

2015.07.15