ドラマと同じように温かで愛のある『浪漫ドクター キム・サブ3』の メインキャスト&ユ・インシク監督が作品の魅力を語る会見レポートが到着


韓国で大ヒットした医療ドラマ『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズの最新作が、ディズニープラス スターで4月28日から独占配信中だ。

本編の配信開始に先駆け、26日には韓国・ソウルで会見が行われ、

ハン・ソッキュ、アン・ヒョソプ、イ・ソンギョン、キム・ミンジェ、ユン・ナム、ソ・ジュヨン、イ・ホンネ、そしてユ・インシク監督が登壇。

1 時間にわたり、ドラマをPRした。

若手医師たちの成長と葛藤を描く『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズ。

シーズン1から演出を担当するユ・インシク監督は、「シーズン3には、これまで同様、人々が悩み、葛藤しながら懸命に生きる姿や温かな感情を盛り込みました。

シーズン1、2に比べ、トルダム病院の規模が大きくなり、働く人員も増えたので、物語自体スケールがより大きくなり、エピソードもバラエティに富んだものになりました」と説明。「シーズン2では新米医師のウジン(アン・ヒョソプ扮)とウンジェ(イ・ソンギョン扮)が、トルダム病院という革新的な病院で生き残ることができるのか、と言うのが大きな見どころでした。シーズン3では、その2人に後輩ができ、先輩としてどんな姿を見せるのかが、見どころになっているのではないかと思います」と見どころを語った。

主人公キム・サブ役のハン・ソッキュは、「シーズン3については、全く予想だにしていないことでした。もともと続編があるという話でもなかったんです。

視聴者の方々が関心を寄せてくださるおかげで、シーズン3まで作ることができました。先日、運転をしながらふと、“私がいつか演技ができなくなった時、たくさん思い出すのは『浪漫ドクター キム・サブ』だろう”と思ったんです。

シーズン1から6年。これは私の人生の10分1です。その間、とてもいい時間を過ごしていますし、本作品に携われたことを幸運だと思っています」と感慨深い様子で語るとともに、「昔、私は“演劇の三要素”について言及したことがありました。それは台本、舞台、そして観客です。

そして今回、もう一つ要素を加えたくなりました。それは「同僚」です。私はここにいる仲間たちよりも少し早く仕事を始めたので、彼らが何か上手くいかないとき、倒れそうな時、自信を無くしたとき、彼らの助けになることができたらうれしいと思いました」と、共演する後輩たちへの愛情を示した。

シーズン2に続き、キム・サブの弟子の一人ウンジェを演じるイ・ソンギョンは、「本作に参加することができて感動しています。私たちが今ここに共にいるということは、人はどんな辛いことがあっても乗り越えられるということを証明しているのではないかと思います」と幸せそうな表情。

「今回、スケールが大きくなった分、体力的にも大変になるという覚悟はありました。しかし、辛い時には共演する方々の支えにより乗り越えることができました。

私たちはよく、“私たちは”浪漫ドクター“でしょう? お互いを引っ張り合って最後まで完走しなきゃ。

少し辛くても、心が折れそうなことがあっても、同じ船に乗った者同士、最後まで一緒に頑張ろう”そんな言葉を言っていたんです。

同時に、“私たち、すごく感動的だよね。すごくかっこいいよね。ホント、大好き”という言葉もたくさん言い合いました。

俳優陣が再び集まって、心を一つに撮影できたことがうれしかったです。

私たちのロマンと愛がたっぷりと溶け込んだ本作を、多くの方が愛してくださるとうれしいです」と続けた。

前作で“手術恐怖症”を克服したウンジェは、シーズン3で医師としてさらなる成長を見せているという。

「“人間ウンジェ”は変わらずお茶目でかわいい子ですが、医師としてはよりプロフェッショナルになり、どんな選択をする時も医師として正確な判断ができるようになりました。

初めはよりかっこよくなったウンジェをかっこよく演技をしたいと思いましたが、“かっこよさと同時にかわいらしさもウンジェの魅力だ”と監督から教えていただき、

バランスよく演じることを心掛けました。

視聴者の皆さんは、“ウンジェはこんな魅力もあるんだね”と発見する楽しみもあるのではないかと思います」とイ・ソンギョン。

「3年ぶりに医療の現場に来て懐かしかったですし、手術や処置をするのも楽しかったです」と、手術シーンについても言及した。

実は、シーズン3が制作されることになったのは、イ・ソンギョンの力が大きかったのだそうだ。

ユ・インシク監督は「正直、俳優たちが何度も集まるのは簡単なことではないんです。それができたというのは、普段から共演者たちの仲がよく、通じ合っていたから。

特にイ・ソンギョンさんは、グループトークルームでことあるごとに共演者たちの近況を尋ねたりして、私たちの心をつなぎとめてくれました」と話し、

イ・ソンギョンへ温かな目を向けた。

シーズン2でウンジェの恋人であり医師のウジン役を演じ、ブレイクを果たしたアン・ヒョソプは、「温かい現場に戻ってこられて感謝しています。僕がシーズン3に出演した理由は……ありません。

ただ“やるべきだ”という心の声を聞いたまで、です。今も撮影は続いていますので、最後まで一生懸命演じたいと思います」と意欲満々。シーズン2では新米医師だったウジンも、本作では後輩ができ、逞しくなった姿を見せるという。

「前作のウジンとは命に対する視線がものすごく変わりました。台本を読んでいると、ウジンのセリフがどこかで聞き覚えがあるような気がしてならなかったんです。

考えてみると、ウジンはキム・サブの影響もたくさん受けている。今では“リトルサブ”のようだ、と思いましたね。

ぎこちなくはありますが、後輩に“真の医師になるというのはどういうことなのか”について見せる部分に注目していただきたいです」と力強く語った。

2人の成長記とともに、物語の軸となるのが、ウジンとウンジェの3年目の恋愛模様だ。

ユ・インシク監督は、「今回、2人の恋に大きな障害が出てきます。その危機をどのようにして乗り越えるのか、乗り越えられるのか、という部分がポイントです」と好奇心をくすぐった。

アン・ヒョソプは「この三年の間に、ウンジェとウジンの関係も深まりましたが、イ・ソンギョンさんと僕も実際に友人として仲良く過ごすようになり、関係が近くなりました。そのおかげで、リラックスした状態で演技をすることができました」とニコリ。

イ・ソンギョンも「“3年目の恋人”を“3年目の恋人”らしく演じられたのではないかと思います」と笑い、二人の恋の進展に期待を高めた。

シーズン1から出演してきたキム・ミンジェは、この間、多くの作品で主演を務める人気俳優に成長した。

彼にとっても今シリーズは思い入れの深い作品のようだ。

「シーズン1に出たのは、演技を始めたばかりの20歳(デビュー2年目)のころ。そんな時に撮影に参加させていただいて、演技的に多くのことを学びました。

また、“どう生きていくのか”“どんな俳優になりたいのか”についてもたくさん考えました。

シーズン3をやるかもしれないという話が耳に入ってきたとき、僕は“絶対にやりたい!”と思いました。

再びこの場所に戻ってきて、生きる意味を改めて考えながら、幸せな気持ちで撮影しています」。

また、大先輩であるハン・ソッキュについて聞かれると、「この思いをどうやって(ハン・ソッキュに)伝えたらいいのかわからないのですが……。

この世のすべての“いい修飾語”をお渡ししたいくらい、僕たちにとってはまさしくサブ(師匠)のような方です」と愛情を爆発。

ハン・ソッキュは「涙が出そうになりますね。ありがとう、ミンジェ」と目頭を熱くしていた。

最後は、ユ・インシク監督が「久しぶりに入った食堂で、以前と同じ味の食べ物が出てきたら気分がいいですよね。

『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズもそんな作品です。規模は大きくなって、働く人の人数も増えましたが、その“味”は変わっていません。

より「ああ、これがロマンだよな」と感じられる作品になっていると思いますので、ぜひご覧ください」と語り、会見の幕を閉じた。

ストーリー
幼い頃に病院で父を亡くしたドンジュ(ユ・ヨンソク)は、その時に出会った医師の言葉で外科医を 志す。数年後、インターンとなったドンジュは配属先の病院で先輩医師のソジョン(ソ・ヒョンジン)と出会い惹かれていく。ソジョンもドンジュに心揺れるが、その矢先に付き合っていた恋人を事故で亡くし、ソジョンは行方をくらます。それから 5 年後、成功を夢見て野心的な医師となったドンジュはある手術に失敗し、片田舎の病院に左遷されることに。そこでソジョンと再会を果たす。だが、再会も束の間、彼女は過去の傷からドンジュの目の前で自殺を図る。動揺するドンジュの前にあ る医師が現れ、緊急手術を行うことに。その人物こそが幼い頃にドンジュを助けたキム・サブ(ハン・ソッキュ)だった。“神の手"と呼ばれるキム・サブの手術能力に圧倒されたドンジュは、型破りなサブに反発しながらも、彼の元で医師として成長していく。

©SBS

スタッフ
演出:ユ・インシク脚本:カン・ウンギョン

キャスト
キム・サブ/

プ・ヨンジュ:ハン・ソッキュ
カン・ドンジュ:ユ・ヨンソク
ユン・ソジョン:ソ・ヒョンジン

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2023.05.12